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「昔の1日はもっと短かった」などと科学の先生が口にしていたのを覚えている方も多いと思いますが、実際はどのくらい短かったのか。これに関して地球から大量に見つかる貝の化石から読み取ることに成功したと報じられています。

今回、貝の化石から恐竜が生きていた時代の一日の長さを調査したのはブリュッセル自由大学の地球化学者チームです。今回研究の対象となったのはTorrites sancheziという二枚貝で、この種は現在生きておらず6600万年前のKT境界、恐竜たちが姿を消した大量絶滅で同じく絶滅したと考えられています。

Ancient Shell Has Revealed Exactly How Much Shorter Days Were 70 Million Years Ago

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実はこの種の貝は1日に1層ずつ、まるで木の年輪が1年に1つ追加されるように蓄積してることが分かり質量分析・顕微鏡検査・安定同位体分析・マイクロ蛍光X線分析などの装置を用いた結果、当時の地球の1日の時間や生息していた地域の海水温度なども分析することができたといいます。

記事によると、この化石が生きていた約7000万年前は地球の1日は現在の24時間よりも短い23時間と30分前後だったことがわかりました。
なぜ地球の1日の長さが短かったのかは『月』に原因があります。月は毎年4cmほど離れていることがアポロ計画の成果で明らかになっており、月が地球から離れると地球の自転も遅くなる(1日が遅くなる)なることも分かっていました。つまり7000万年前の月は現在よりも地球に近かったため地球の自転が早く1日の長さも短かったということになります。


それ以外で明らかになったこととして当時の海水温です。記事によると、この貝が生息していた海水温は夏には40度に達するという非常に高温だったことがわかったとのこと。また冬の海水温も30度近くあった可能性があるとのことです。

また今回調査された2枚貝は9歳でした。現在とは若干異なってしまうのですが、貝の層は365日分の365層ではなく、自転が早かったため372層分ありました。この貝は生後3348日前後で現在の地球よりもちょっとだけ長い日々を生き続けていました。

ちなみにもっと昔の地球の1日はどのくらい短かったのかについては14億年前はわずか18時間だったとしています。
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