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アメリカ陸軍が現在運用しているM109 パラディンと呼ばれる自走砲榴弾砲の後継として開発しているXM1299に関して、先日試作車両を用いた試験で65km先まで砲弾を飛ばし車両に対してピンポイント攻撃に成功したと発表しました。

環球網によると海外メディアが伝えた内容として、アメリカ陸軍がアリゾナ州のユマ試験場でXM1299の実弾テストを実施し、試作車両はテストで65km離れた停車した車に向け複数の砲弾を発射しました。主に2発の無誘導のロケット推進砲弾と2発の誘導砲弾『エクスカリバー』です。

美军新款超级大炮开火 零误差命中65公里外汽车

記事によると、テスト結果としてまずロケット砲弾については射程についてはスペック通りの結果が得られたものの落下目標地点から600m以上も離れた地点に落ちたとのこと。一方で誘導砲弾『エクスカリバー』は65km離れた車に命中したとしています。

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車両はM1299の試作型となるXM1299で、155mm榴弾を扱うものの従来の同じような自走榴弾砲とは口径が異なっており、砲身が39口径から58口径(155mmの39倍から58倍の長さ)に変更されました。これは58口径という砲身については世界初だとしています。

米軍の自走榴弾砲は人の手により装填されていたのですが、XM1299には自動装填が搭載され最大で1分間に10発の発射が可能になるとしています。

M982 エクスカリバー

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こちらが砲弾『エクスカリバー』の飛行経路です。エクスカリバーにはGPSなどの誘導装置の他にも翼が搭載されており、一般的な砲弾では不可能な軌道を描きターゲットに命中します。急角度で落下することにより例えば周囲に障害物があるようなターゲットに対しても命中精度を上げることができるとされています。
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