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新型コロナウイルスが世界に拡散したこともあり様々な研究が報告されているのですが、今回は肺炎についてです。この肺炎に関して韓国の医大による研究では既存の肺炎とは異なる病理的特性を持っていることが分かったなどと発表しています。

朝鮮日報によると、蔚山(ウルサン)医大ソウル峨山病院が行った発表によると、新型コロナウイルスについて感染後平均で4日から7日の間に呼吸器を介して両肺の広範囲に広がる事がわかったとしています。またこの肺炎については既存の肺炎とは非常に異なる病理的特性を持っていること、更に感染者自身も知らないうちに肺全体に広まった事例も珍しくないとしています。

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具体的に記事によると、研究者によると「通常、新型コロナウイルス感染者は4日から7日の間に急速に肺がウイルスに侵入され、特に右下葉(우하엽쪽)がCT上でぼやけ陰影として現れる」とし「肺浸潤は初期症状時点では見えないものの、5日~8日経過すると53%の患者で肺陰影が非常に濃く現れ、13日後には好転したり逆に重症に発展する。特に、肺線維化は高齢者や女性に多く現れる」と説明しています。

また初期診察における肺炎の有無でその後の症状は判断することはできないとしており、記事では最初のCT撮影では異常所見が無かったものの、その後に急激に肺浸潤が起き重症に至った事例もあると紹介しています。
教授は「73歳の女性患者の場合は新型コロナウイルスの確定判定を受けたときCT撮影を行い肺の浸潤が観察されず異常無しに分類された。しかし、わずか3日後に肺の浸潤が始まり7日が経過した時点では肺全体に広がった」「以後、状態が悪化し現在は人工心肺装置であるECMOを使っている」とのこと。


このような症状に関して学界では新型コロナウイルスが既存の肺炎とは全く異なる経過を示すことに注目しているとし、大学病院の教授は「この分野で30年以上の患者を見るがこの肺炎はこれまで見た肺炎とは非常に異なるユニークな特性を持っている」と話しています。

新型コロナウイルスの初期症状については風邪のウイルスやインフルエンザウイルス、肺炎ウイルスと比較した場合、全ての初期症状が似ていているため混同しやすいものの肺炎ウイルスの場合は黄色の痰を伴い風邪やインフルエンザより症状が長引く特徴があるとのこと。新型コロナウイルスの場合はこの急速に肺浸潤が起きる場合があるとしています。

*抄訳したものを掲載しています
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