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イタリアで猛威を奮っている新型コロナウイルス。1日あたり約800人が死亡するという規模になっており、確認されているだけで既に中国を抜き世界で最も多くの死者数を出しています。そのイタリアでは新型コロナウイルスと考えられる症状を隠し、手術を受けようとしていた人に対して懲役12年が言い渡される可能性があると報じられています。

ソウル新聞によるとニューズウィークが17日に報じた内容として、リゾートスタッフの男性が新型コロナウイルスの症状があったにも関わらず「鼻の手術を受けられないか」と思い症状を隠し、複数の医師や看護師を感染させたことについて、12年以下の懲役刑を求刑される状況になったとのこと。

イタリアの現地メディアによると担当検事はこの事案について「加重処罰が必要な深刻な問題だ」と述べています。

記事によると、男性は新型コロナウイルスの感染が深刻なイタリア北部、アオスタというリゾートで務めており新型コロナウイルスの集団感染が発生している地域の観光客と接触していたことが分かっています。 その後、軽いせきなど症状が現れたものの鼻整形手術が延期されると思い症状を勤め先にも報告していませんでした。


その後、この男性は手術当日、病院の手術台の上で横になる患者について麻酔医が体温が高いことに気づきことで、病院側は直ちに新型コロナウイルスの検体をとったところ陽性の判定がでたといいます。病院側は男性を直ちに隔離したものの麻酔医と看護師、病院内の医師にも感染が確認されたとしています。ただし、記事では医師らがこの患者から間違いなく感染したという事実関係については記載されていません。


海外ではNBAの選手が風邪の症状がでていたにも関わらず試合に参加し、後に新型コロナウイルスに感染していたことが判明した件が報告されています。中国では山東省に住む住民が武漢から帰った後に症状が出ていたもののそれを隠し病院に入院し医療フタッフら37人が隔離される出来事がありました。この男性については懲役10ヶ月となっています。また上海でも武漢訪問を隠していた人物が50人以上を隔離する事態を引き起こしたとして懲役1年3ヶ月の実刑となっています。

もちろん日本でも新型コロナウイルスに感染しているにも関わらずパブにいき意図的に感染させた男や症状が出ているにも関わらず診察しつづけた医師が確認されており、意図の有無を問わずこのような問題は各地で増えていくものと考えられます。