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現代人が抱える病『頭痛』。その原因はいくつかあると思うのですが、中国では頭痛の原因が頭に刺さったナイフだったことが分かったと報じられています。なんとこの人物、26年間も刺さったまま暮らしていたといいます。

腾讯網によると4月2日、山東省済南市にある病院で26年間、刺さった状態になっていた10cmのナイフを摘出する手術が行われ成功したと報じています。手術が行われた男性は頭痛以外にも視力の低下や足の不自由があったのですが、手術後に著しく回復していったとのことです。

10厘米刀刃插在头部26年 76岁老人跨越三千里取出锈刀刃_腾讯新闻
10厘米断刃插在老人头部26年 医生手术取出后落泪 - 综合 - 新京报网(動画)

ツッコミどころが多い内容になっているのですが、この男性が病院に入院したのは今年の3月でした。その後検査が行われたところ、レントゲン検査で頭にナイフが刺さっていたことがわかったとのこと。その後、この患者についてはネット上でも報じられ話題になっていました。

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医師によると男性はナイフが刺さった側である右目の視力が失われるほど低下しており、足が上手く動かせないほど症状を見せていたといい、他に脳に腫瘍があることも分かっていたそうです。手術では錆びたナイフを取り出す以外もこの腫瘍も取り出したといい、術後は右目の視力と足の不自由はすぐに回復していったといいます。

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さて、なぜ男性の頭にはナイフが刺さっていたのか。
記事によると1994年に出産を控えた長女を見るため青海省海北県の保健センターに向かっていたといいます。しかし、このとき郊外で暴力団に襲われナイフで刺されたといいます。男性はこの時気を失った状態で病院に運ばれ傷の手当が行われ13日後に退院したといいます。この時、特に不快感は無かったといいます。


しかし2012年になり激しい頭痛に襲われ病院に行ったところ、頭にナイフが刺さっていたことがわかったとのこと。しかし、この病院では施設の規模や衛生状態からナイフを取り除く手術は行うことができず、結果的に26年間もナイフを入れたまま生活することになったとのこと。以降、痛み止めなどが処方される程度の治療だったといいます。

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手術では大量出血などトラブルは無く終わったといい神経の損傷なども無かったと言います。CT検査では折れた金属片なども発見されなかったとのことです。現在は掴み歩きができるまで体調は回復しているそうです。

ちなみに、国内外ではナイフが刺さったまま歩き回るというよくわからない出来事が過去複数報告されています。例として、2014年8月には街を歩いていた男性が頭に衝撃を感じそのまま歩いていたところ、タバコ屋の店員が頭にナイフが刺さっている!と告げられ、その後病院に運ばれています。
頭にナイフが刺さった男が歩く事案発生―中国 : ZAPZAP!

2019年には背中にナイフが刺さったまま病院内を歩き回るロシア人が確認されています。またナイフ以外として脳内に8.25cmの釘が刺さったまま翌日病院に行った男性も確認されています。

*抄訳したものを掲載しています