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日本では繁華街を含めありとあらゆるところに自販機が設置されています。一方で、自販機が登場した初期頃は現在のような姿ではなく、ソ連ではワイヤーで繋がれたガラスコップに注がれ、そのコップで飲料水が提供されていたといいます。

炭酸水の自動販売機はソ連時代の一つの象徴である。自動販売機は空港や鉄道駅、ホテル、映画館、百貨店、そして街角にも置かれていた。その炭酸水がいくらで売られていて、どんな味がしたのかを今でも覚えている人は多い。その人気は大変なものであった。しかしこのソ連の自動販売機にはちょっと不思議なところがあった。それはそこにはガラスのコップが1つか2つ置かれているだけで、皆がそれを使って飲んだのである・・・。

ビヨンド
ビヨンドによると、ソ連で初めて自動販売機が登場したのは第二次世界大戦前の1932年で、1950年代には既にモスクワ市内だけでも1万台の自販機が設置されていたといいます。この自販機にはシロップ入の炭酸水、シロップ無しの炭酸水があり、シロップには梨やクリームソーダなどいくつか種類があったとのこと。

現在の自販機はペットボトルか金属容器に入れられたものが提供されてるものの、当時の自販機ではワイヤーで繋がれたガラスコップが1つ2つ置かれており注ぐ形で提供されていました。実質すべての人がそのコップを利用し飲んでいたことになるのですが、自販機には洗浄機は一応付いており、飲み終わった後はコップを逆さまに置くと下から水が出てコップ内を洗うような形になっていたとのこと。ただ、その水圧が弱く場合によっては前の人が着けた口紅などがそのまま残っていたこともあったと記載されています。

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21世紀の現代、このような運用は感染症の危険性があるのですが当時どのような認識がされたいのか。この点も記載されており『持参のコップで飲料水を飲んでいた人や親が子供に自販機をつかわないよう言い聞かせていた家庭もあった』といい、一部に病気の意識を持った人がいたとしています。ただ、コップの使い回しが原因で感染症が広まったのかについては詳しい研究が無いとのこと。

記事によるとこの自販機が姿を消したのは1990年代といい最近まで運用されていたといいます。また運用ができなくなったのはソ連が崩壊したことで事業継続が不可能となったことが原因だとしています。
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