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世界各地の古代人類が手にしていた石器。その中に共通して手に収まるようなサイズの『丸い石器』を使用していたことが明らかになっているそうです。私達の遠い祖先が手にしていた丸い石器、一体何に使っていたのでしょうか。

旧石器時代の人類は200万年も昔から「手のひらサイズの球形の石」を作っていたことが知られており、アフリカやヨーロッパ、アジアの遺跡で同様の形状の石が発見されています。この球形の石が何の目的で使われていたのかはこれまでのところ不明でしたが、イスラエルの研究チームは「缶切り」の役割を持っていた、という研究結果を発表しました。

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河原を歩けばそこらに落ちていそうなこちらの丸い石。イスラエルのケセム洞窟からは30個もの丸い石が見つかっており、どのような目的で使用されたのか研究が始まったといいます。

この手の丸い石は少なくとも200万前から人類が使っていたことが分かっているといい、この石器を手放したのは数十万前が最後とされており、もちろん文明的な現代人類がこのような石器を持ち歩く人は存在しません。

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ケセム洞窟で暮らしていた人類は40万年前から20万年前程度と推定されており、特に地中海から東のエリアではこの石器よりも新しいものは発見されていないとのこと。つまり石器の中では比較的新しいものになると考えられます。

さて、この石器についてイタリアの大学などと共同研究を行った結果、石器に動物の骨を構成する物質や動物性脂肪が確認されたといいます。この結果から丸い石器は動物の骨を砕き骨髄を食べるために使っていた証拠が見つかったとしています。

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記事によると古代人類は動物の骨髄は保存食として食べていたという研究もあるらしく、食料が乏しくなる季節などに食べていたことが考えられるとしています。
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