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新型コロナウイルスの流行に伴い、マスクが原因でロック解除ができないなど不便に感じるようになったiPhoneユーザーは多いと思いますが今後配布される新たなiOSでは、マスク着用時でも素早くロック解除ができるなど、いくつか新型コロナウイルス対応が行われていると報じられています。

Appleが日本時間の2020年4月30日に公開したiOS 13.5のベータ版で、「マスクをつけた状態でFace IDをスキップできる機能」や、Googleと共同開発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の連絡先や位置情報を追跡するAPIが搭載されていると報じられています。

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最近販売されたiPhoneであればスマホのロック解除は『Face ID』というカメラによる顔認識で行われています。しかしマスクなどで顔が覆われた状態では正しくロック解除ができずパスワードを打ち込む必要があり、不便に感じている方も比較的多いのではないかと思います。

これに関してiOS 13.5という現在ベータテスト中の新iOSではマスクを着けた状態でも顔認識をスキップできる機能、そしてGoogleと共同して開発した新型コロナウイルスの感染者との接触歴などがわかるという機能がiPhoneに搭載されAndroidスマホユーザーの方と協力しあい感染拡大を防ぐことができるようになります。

記事によると、目玉の一つであるマスクを付けた状態でFace IDスキップについては事実上パスワードは入力しなければならないというもので、利用者がマスクを着けていることを判断し素早くパスワード入力画面に進むという流れになります。


そしてAppleとGoogleが共同開発したスマホを用いた新型コロナウイルスの感染拡大抑止機能については、iOS側は「iPhoneはBluetoothを使ってランダムに生成されたあなたのIDと、近接したデバイスのIDを集めます。これによってあなたがCOVID-19に感染したかどうかをアプリに通知することができます。ランダムなIDは14日後に削除されます」としています。


つまりスマホを持ち歩いた状態で新型コロナウイルスに感染した場合、Bluetoothの電波が届く範囲に入っていた他の人に対して接触歴という形で通知が行く機能になります。ただ、この通知の送信についてどのようなタイミングで行われるのかは不明です。想像では医師が感染の判断を行い感染が確認されれば携帯電話会社から通知が行われるものと考えられます。

ちなみにこの機能については5月中旬正式リリースとなるとしており、ゴールデンウィークに間に合えばよかったのですがまだ時間がかかるという状況です。