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先日、南北の軍事境界線の非武装地帯にある韓国側の監視所に北朝鮮から数発の銃撃があったと報じられていたことについて4連装の14.5mm機関砲が使用された可能性が高いとのことです。

聯合ニュースによるとメディアによると、今月3日北朝鮮が江原道非武装地帯(DMZ)の韓国軍警戒所への銃撃について機関銃が使用されたと軍当局が公式発表したと伝えています。

군 "북한군, GP총격에 기관총 사용…한번 당기면 3∼4발씩 연발" | 연합뉴스

記事によると、4日、国防部と合同参謀本部の関係者は国会を訪問しアン・ギュベク国会国防委員長に事件の経過を報告しました。その内容として、北朝鮮側は「一度引き金を引くと3~4発発射される類の銃を使用した」「これに応じて韓国軍も10~20発余り応射した」と説明したと伝えれています。

北朝鮮側は非武装地帯に沿って14.5mm固定機銃や無反動砲を含めた重火器を配備しているといい、銃撃した弾丸も14.5mmのものだったと発表しています。

その上で、今回使用された火器は北朝鮮軍側が配備している14.5mmの重機関銃を4つ束ねた4連装の機関砲を使用したのではないかと分析結果がでているとのこと。ただし、韓国軍側はどのような兵器を使ったかは公式に発表はしていません。

この文言から推察すると、使用されたのはソ連が開発したZPU-4という対空機関砲でほぼ間違いないと考えられます。ただ、2連装のZPU-2、単装のZPU-1もありなぜ4連装の機関砲が使用されたと断定に至ったのかは記載されていません。

▼ZPU-4(シリア)


記事では韓国軍当局は今回の事案について銃撃発生時点と天候、現在の北朝鮮の情勢などを考慮した結果、偶発的なものである可能性が高いという趣旨で説明したものと伝えています。しかし、北側の説明を要求する内容を送信したものの未だに返信がきていないとも報告しています。

ZPU-4の有効射程は1.5km、最大射程は5km程度で有効射程内であれば1km程度離れたところから地上施設を狙うのは比較的容易かと考えられます。ただ、射撃が行われた距離は不明なのですが、整備などで引き金を引いてしまって暴発したなど考えられなくないものの、たまたま偶然にも監視所に命中するという確率はほぼゼロです。したがって韓国側が発表しているような偶発的ではなく明らかに攻撃の意図を持って射撃したことは間違いありません。

ちなみに、このような対空砲が軍事境界線付近に設置されている理由は一つとして韓国側が北朝鮮に風船のようなものを飛ばす活動が行われておりそれを撃ち落とす為とも言われています。
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