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新型コロナウイルスに関して、感染者の減少も続き現在はある程度経済活動を再開させた上で防疫を目指すという生活防疫を実施しています。一方で、先月以降ソウル市が掲載していたいう新型コロナの啓発ポスターについて朝鮮戦争で北朝鮮が使用していたT-34戦車が用いられていたとし物議となっていると報じられています。

韓国メディア朝鮮日報によると、一部で問題が指摘されているのは社会的距離を置く政策を進めるため先月ソウル市が制作したという啓発用のポスターです。普通の人からすると若者が外で遊ぶのではなく、自宅でプラモデルを作り社会的距離を置くというイメージに仕上がっているのですが、この若者が触っている戦車がソ連が開発し、朝鮮戦争時にも使用されたT-34という戦車だったことに問題が指摘されているといいます。

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問題視している人の主張としては、朝鮮戦争時に北朝鮮はT-34の改良型を使い南に攻めてきたとし、そのようなモデルのプラモデルを入れて公共の場所に掲載するのはいかがなものかという意見がでているといいます。ソウル市によるとこのポスターは200枚印刷しバス停や地下鉄などひと目につきやすいところに掲載していたといいます。

▼一部で問題が指摘されている戦車
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T-34については第二次世界大戦時にソ連開発し運用していた戦車でその改良型が朝鮮戦争でも運用されていました。記事によると、韓国の立場としては「戦争のトラウマ」として記憶されている戦車であり、SNSなどネット上では「社会的距離を置こうという意味があせてしまっている。誤解を招くポスターだ」「国産の戦車もあるのに何故T-34をもってきたのか」「北朝鮮の侵略で家族を失った遺族がいるのに」という指摘の他、ポスターには『英雄』という表現が記載されておりそれが共産軍の主力戦車と一緒に出てきたことについて議論の余地があると指定機しており、一部区では「軍国主義ポスター」と抗議する請願も入れたとしています。


ただ、一方で写真に写っているのはソ連が開発したT-34の中でも初期モデルであり朝鮮戦争時に使用されていた改良型ではないため同じと見るのは無理があるという指摘や、そもそもT-34自体が第二次世界大戦を象徴するような戦車でもあるためソウル市が意図をもって配置したものではないと指摘もあるといいます。

ちなみにソウル市は今回の騒動について「全く問題はない」と反論しており、市の関係者は、「戦車ではなくガンダムを配置したら「親日ポスター」という反発が出た」とし「普通の趣味を見せてくれただけだ」と説明しているとのことです。


今回の騒動にちて流石に「ガンダムを配置したら親日…」という話しは作り話と考えられるのですが、最近日本国内でもこのようなポスターを掲載したところ差別を助長するなどとごく一部の層から抗議が入り掲載が終了するという問題が多発しています。ちなみにソウル市でもそのような抗議が過去に発生しており3000万ウォンをかけて作ったポスターが1ヶ月あまりですべて撤去された事態があったと報じられてます。
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