X-37B_1

アメリカ空軍が運用する小型無人スペースプレーン『X-37B』。過去、どのようなミッションが行っているのか明らかにされておらず注目を集めていた機体なのですが、この機体に関して6度目となる打ち上げを今月16日に実施すると報じられています。

アメリカ宇宙軍によると、空軍が運用する無人スペースプレーン『X-37B』を用いたOTV-6というミッションについて、5月16日にケープカナベラル空軍基地から打ち上げを実施すると報じています。

X-37B’s Next Mission To Demo Space-Based Solar Power « Breaking Defense - Defense industry news, analysis and commentary

▼動画で解説


X-37Bに関して、過去どのような実験を行っていたのか明らかにされることは無かったのですが、最近のミッションでは内容が一部公開されています。気になる今回のミッションは太陽光発電で得た電力を マイクロ波に変換し地上に送信する試験が行われるとしています。

この技術は『宇宙太陽光発電』と呼ばれるもので、一般的に地上よりも数倍効率よく発電できるという技術を用いて大規模なソーラーパネルを宇宙に展開し地上に送信。地上では受信したマイクロ波を再変換することで電力として供給するもので宇宙を主体とした 再生可能エネルギーになります。
この宇宙太陽光発電は中国が2021年から2025年に試作機を打ち上げ、2030年代の実用化に向けた 試験を実施すると報じられていたことがあります。

▼帰還したX-37B


6回目となる今回の打ち上げではX-37Bに初めて『サービスモジュール』という追加の試験装置を運ぶ事ができるモジュールが接続された状態で打ち上げられるとしており、X-37Bの小型貨物スペースに搭載できない大型の機材などが収められていることが予想されています。

宇宙太陽光発電の実験以外にも米空軍士官候補生が製作した小型人工衛星の放出と、2つのNASAの実験が含まれています。NASAの実験の1つは宇宙放射線が種子に及ぼす影響に関する研究だと説明されています。

前回のミッションでは打ち上げから着陸まで2年を超える780日間の宇宙滞在を経て帰還したことで注目されていたX-37B。今回も700日を超える長期間の宇宙滞在が行われる可能性があり、私達が忘れたころに帰還するミッションになりそうです。
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