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新型コロナウイルスの新規感染者が減り多くの人が活動を再開することになると考えられるのですが、一方で無症状で新型コロナウイルスに感染してる人が職場や教室、病室など同じ空間にいた場合、ウイルスを移す可能性があると報じられています。

中央日報によると、スイスのチューリッヒ大学及びスイスの職業環境保健センターの研究チームはmedRxivに投稿した論文として、新型コロナウイルス感染者からウイルス排出状況を推定した内容を発表しました。

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それによると、縦・横各5m、高さ2m、空間としては18畳ほど、一般的な小規模のオフィスや教室、塾くらいの大きさになると考えられるのですが、この空間に無症状の新型コロナウイルス感染者がいた場合、空間にどれだけウイルスが浮遊しているのか、その濃度を推定しました。

無症状感染者の呼吸数は毎分15回、30秒に1回咳をするという基準で排出されるウイルス量を計算しました。室内のウイルス濃度は、直径10㎛(マイクロメートル)以下の微細粉塵サイズレベルのしぶきやエアロゾルのみ計算しています。

結果、無症状感染者の呼吸を介して排出されたウイルスは空間内に1m3当たり平均44個になりなりました。ただし無症状感染者がウイルスを多く排出している場合、最大で2万2554個m3まで上がったといいます。これは1時間に1回換気するという計算で導き出されたものです。


成人であれば1時間あたり0.5m3の空気を取り入れるため換気が不十分で、かつ感染者の近くにいれば1時間あたり1万個程度のウイルスを呼吸から取り入れることになるといいます。また発熱など既に自覚症状がある感染者(発症者)が近くにいた場合、同じ距離では10億個のウイルスを吸い込むという数値になるとのこと。

仮に1時間あたり3回換気された空間でも状況はあまり変わらないといい、1m3当たり平均22個、無症状で高排出者がいた場合は1m3あたり1万1000個、その人が近くにいた場合は1時間あたり5000個吸い込むことになるとのこと。

研究チームによると「換気をよくし、全ての人がマスク使うことが新型コロナウイルスの感染防止に役立ちますが、同じ空間に長い時間過ごした場合、特に部屋小さく換気がうまくいかない場合はマスクをしても不十分だ」と警告しているとのことです。

事実上、1時間に1回や3回換気するだけでは感染を確実に防ぐことは難しく、空気清浄機などに頼るのではなく常に一部の窓を開けておくなど対策が今後オフィスや学校などで求められると考えられます。同様に長距離バスや新幹線、車でも外気を取り入れるよう設定を変えるなど対策が求められます。
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