先日、北朝鮮と韓国の軍事境界線付近で韓国側の監視警戒所に対空機関砲と考えられる銃弾が打ち込まれるという事件が発生しました。その後、韓国側が北朝鮮に応射したと発表されていたのですが、なんと本来使用する銃が壊れ応射できていなかったことが明らかになりました。(画像は参考資料)
韓国の複数メディアによると、今月3日南北軍事境界線の韓国側にある監視警戒所(GP)に14.5mmの銃弾が数発打ち込まれた事件に関して、韓国軍が北朝鮮の監視警戒所側に向け固定していたK-6重機関銃が当時壊れており応射できていなかったことが明らかになりました。
북한 GP 총격 때 기관총 공이 파손돼 대응사격 늦어져 :: 공감언론 뉴시스통신사 ::
記事をまとめると
K-6(K6)はアメリカが開発したブローニングM2重機関銃のコピー品。K-6とM2との間にはほぼ全ての部品で互換性があるとされています。
북한 GP 총격 때 기관총 공이 파손돼 대응사격 늦어져 :: 공감언론 뉴시스통신사 ::
記事をまとめると
- 7時41分 北朝鮮から銃撃
- 7時45分 韓国軍は非常ベルを鳴らし応射の準備完了
- 7時51分 兵士らが外壁を調べ4つの弾痕確認。当時霧が出ており北の射撃位置の特定に時間がかかる
- 8時0分 大隊長の指示で1時の方角にある北朝鮮の監視警戒所に射撃するよう命じる
- 8時1分 リモート射撃可能なKR-6(K-6のリモート型)で応射するも発射されず。応急措置を3回試みたものの修理できず
- 8時13分 5.56mmの兵士用の自動小銃で射撃(発射された弾数15発)
- 8時18分 韓国側の監視所から床に落ちていた銃弾が14.5mmと判断し、5.56mmでは適切ではないと判断。K-6(12.7mm)で15発、北朝鮮の警戒監視所に発射
以上です。K-6で応射できた理由についてはリモート可能なKR-6を修理できたのではなく、別の場所にあったK-6を前方に移動させ銃撃したと記載されています。
したがって、今回明らかになったこととして北朝鮮から最初の銃撃があってから自動小銃で実質応射できるまでに32分もかかっているということになります。これに関して合同参謀関係者は「毎日点検をするその部分を確認していない点、そして被弾確認後にすぐに射撃が行われていない点は残念と思う」とし「しかし、現場での措置の過程では適切な対応がなされたと判断している」と述べているとのこと。
ちなみに今回KR-6が発射できなかった理由は銃の撃針が壊れていたためだったとしています。その後の調査で、撃針が破損していることを確認したとし、撃針の先端部分が破損し銃弾の後部にあるプライマーにヒットすることができず発射できなかったとしています。
したがって、今回明らかになったこととして北朝鮮から最初の銃撃があってから自動小銃で実質応射できるまでに32分もかかっているということになります。これに関して合同参謀関係者は「毎日点検をするその部分を確認していない点、そして被弾確認後にすぐに射撃が行われていない点は残念と思う」とし「しかし、現場での措置の過程では適切な対応がなされたと判断している」と述べているとのこと。
ちなみに今回KR-6が発射できなかった理由は銃の撃針が壊れていたためだったとしています。その後の調査で、撃針が破損していることを確認したとし、撃針の先端部分が破損し銃弾の後部にあるプライマーにヒットすることができず発射できなかったとしています。
K-6(K6)はアメリカが開発したブローニングM2重機関銃のコピー品。K-6とM2との間にはほぼ全ての部品で互換性があるとされています。