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現在、新型コロナウイルス用に開発された薬は存在せず過去に開発された薬で効果があると認められたものが使用されています。一方で日本の鳥居薬品株式会社が開発したナファモスタット、販売名『フサン』がレムデシビルよりも桁違いの効能があったと報じられています。 

韓国メディア、マネートゥデーによると、韓国のパスツール研究所は血液を固まらせないようにする医薬品として、また急性膵炎の治療にも用いられるナファモスタット『フサン』が、新型コロナウイルスの感染を阻害することができる抗ウイルス効果があったという研究結果を発表しました。

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フサンについては既に日本の東京大学でも新型コロナウイルスの感染を阻止する可能性があるとして研究が進められています。一方でパスツール研究所では今年2月から既存の薬が新型コロナウイルス治療薬として使用できるか研究を進めており、細胞培養実験を通して分析した約3000種の薬のうちフサンは新型コロナウイルスに対して最も強力な抗ウイルス効果を示したことが分かったとしています。
その効能は米国食品医薬品局(FDA)から緊急使用承認されたエボラ治療薬であるレムデシビルの約600倍優れたレベルだったとのこと。

研究によると、新型コロナウイルスが原因の急性肺炎の改善に大きな効果がある可能性があるとし、フサンが急性呼吸窮迫症候群と関連付けられている血栓を除去する抗凝固剤として新型コロナウイルスによる病理的な血栓などの症状の改善に効果があるだろうとしています。

一方で臨床試験は慶尚大学校病院など10病院が参加し進められているとし、今後有効性が認められれば治療薬として使用される可能性があるとしています。