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スペースシャトル引退以降、宇宙飛行士の打ち上げ能力を失ったアメリカ。現在はロシアに全て頼っている状態ですが、今月28日(現地時間27日)に2名の宇宙飛行士を国際宇宙ステーションへの試験打ち上げが実施される予定です。

Space.comによると、アメリカの民間宇宙企業スペースXが開発した初の有人宇宙船『クルードラゴン』がNASAが運用するケネディ宇宙センターに到着したと報じています。この宇宙船は日本時間28日早朝となるDemo-2という2名の宇宙飛行士の有人打ち上げに使用される機体です。

SpaceX's 1st Dragon capsule for astronauts arrives at launch site for historic mission | Space

今回実施されるDemo-2という試験はアメリカが国際宇宙ステーションへ宇宙飛行士を打ち上げるという、長くアメリカが進めてきた地球低軌道への宇宙飛行士打ち上げを民間企業で行うという一連の
最終試験に位置づけられます。今回の打ち上げでは国際宇宙ステーションへのドッキングし1ヶ月~4ヶ月ほど滞在し帰還します。
NASAやスペースXの発表によると、現在今月28日の打ち上げへの変更はないとしています。

▼Demo-2で使用されるクルードラゴン
クルードラゴン

Demo-2以降の飛行に関しては試験飛行の内容が評価され順調に進んだとして帰還後の約半年後に本格的な運用開始となります。現在の予定では今年後半にも商業打ち上げの第一便が運用される予定です。

この飛行では日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士 野口聡一氏を含めシャノン・ウォーカー氏、マイケル・ホプキンス氏、ビクター・グラバー宇宙飛行士の4人を乗せ打ち上げが実施されます。

クルードラゴン_3

現在アメリカおよび欧州、日本の宇宙飛行士の国際宇宙ステーションへの打ち上げはすべてロシアのソユーズ宇宙船で実施されています。費用は年々増額され現在は1人あたり約90億円程度とされています。

アメリカはスペースシャトルが2011年に引退しその後継機としてNASAが運用を目指すオリオン宇宙船の開発が進んでいたものの結果的にシャトルの引退には間に合いませんでした。その後も宇宙計画が二転三転し大幅に開発が送れており、オリオン宇宙船の有人打ち上げは未だに実現していません。
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