image_177

病気から回復したにも関わらず身体機能が元に戻らない、いわゆる後遺症が残る病気は複数ありますが、新型コロナウイルスに関しては実にその3割で後遺症が残る可能性があると報じられています。

イタリアの現地メディアによるとイタリア呼吸器学会の発表として、新型コロナウイルスに感染し治療を終え回復した人のうち、約3割で『呼吸器疾患』などの後遺症が生じる可能性があると指摘しています。この呼吸器疾患については少なくとも回復してから6カ月間は肺にリスクがある状態が続く懸念があるとしています。

回復者3割に後遺症の恐れと指摘 イタリア呼吸器学会、肺にリスク

ただ、この3割という数値についてはあくまで病院に入院した人の割合であり、感染しているにも関わらず全く症状がでていない無症状の人は該当しません。その上で、新型コロナウイルスで入院し退院した元感染者の症例調査、およびコロナウイルスとおなじ種類のSARSにおける回復者の後遺症に関するデータを分析したした結果導き出された数値としています。もちろん、どのような症状で入院するのかその基準が国によっても曖昧であり、医療崩壊が発生した地域とそうではない地域でも割合は大きく変わってきます。

また同学会によると新型コロナに感染したことで肺線維症を引き起こす恐れがあり、二度と肺機能が元に戻らないという完治が難しい損傷という形で後遺症が残る可能性もあると指摘しています。



新型コロナウイルスに関して後遺症の一つとして『呼吸器疾患』がいったい何を指すのかは不明なのですが、その一つとして記載されている肺線維症が存在します。
これはメディアでも取り上げられることがあるのですが、簡単に紹介すると新型コロナウイルスに感染し酸素が十分に取り込めなくなると人工呼吸器が用いられます。しかし、人工呼吸器で吸入する酸素濃度は大気中の酸素濃度よりも遥かに高く、この治療を長期間続けると結果的に酸素が原因で肺が損傷し肺線維症を患うことがあるといいます。
このエントリーをはてなブックマークに追加