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私達の身の回りにいる様々な生物には想像もできないほど優れた能力をもっている種がいます。その一つ、海外ではとある淡水に生息する二枚貝の優れた能力が買われ、私達人間が飲む水を日々守っていることはご存知でしょうか。

人間に必要不可欠な水。ありとあらゆる製品にこの水資源が使われているのですが、一方で直接口に入れる飲料水については厳格な基準が設けられています。一方で、日々流れる水をリアルタイムに水質を測定し監視するには相応の機器が必要となります。

一方、人間が作った検査装置ではなく生物を使って水質汚染を直ちに検出するという生物センサーが使われているのはご存知でしょうか。今回登場するのは身近にいる二枚貝です。



ポーランドの首都ワルシャワでは私達が利用する飲料水に有害物質が含まれていないか日々監視するため二枚貝、アサリやムール貝が実際に用いられているといいます。なぜ飲料水の検査に二枚貝が用いられているのか、実は貝には極めて水質汚染に敏感であり極めてきれいな水質にしか生息しておらず、この性質を利用し24時間、水質を監視する西部センサーとして用いられています。

ポーランドの水道会社によるとアメリカミネソタ州ミネアポリスも同じような生物センサーを使用しているといい、二枚貝による水質試験は最も効果的で実証済み技術の1つであると主張しています。

具体的にどのように生物センサーとして用いているのか、記事によるとアサリなどは貝殻を数ミリ開き呼吸しているものの、汚染された水質に晒されると貝殻を閉じ身を守る動作に入ります。これを利用し貝が閉じたことをセンサーで測定しコンピュータにデータを送信。その後、市内への水の供給も停止する方法が実際にとられているといいます。

一方で生物センサーとして使われてしまう貝にとっては迷惑な話なのですが、人の健康を守る貝はとても丁寧に扱われています。当局によると、貝は3ヶ月ほど監視の任務に就いたあとは貝にマークを着けられて同じ湖に返されるといいます。これは研究者が二度と同じ貝を拾ってしまわないようの配慮だといいます。
ちなみに生物センサーとして用いられる貝の寿命は50年前後と考えられているとのことです。
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