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国内の複数メディアによると、福岡県北九州市内にある守恒小学校で合計5人の集団感染、いわゆるクラスターが発生したと報じられています。この5人についてはいずれもクラスメートとしており、クラスターの発生はほぼ間違いないと考えられます。

市によると、新規感染12人のうち10代の男女4人は28日に感染が判明した市立守恒(もりつね)小(同市小倉南区)の女子児童のクラスメート。市はクラスター(感染者集団)が発生したとみて調査する。その他の20~40代の男女3人はクラスターが発生した北九州総合病院(同市小倉北区)の医療スタッフで、同病院の感染者は計26人になった。

毎日新聞
新型コロナウイルスに関して第2波が発生しているという北九州市。この北九州市では5月25日から市立小中学校を再開したばかりで、1週間も経たないわずか6日後に学校が原因と考えられるクラスターが発生したとしています。同小学校は再開してから4日後の29日に再休校となっています。

守恒小学校では児童1人の感染が5月28日に親と共に感染が確認されていたものの、この児童がいたクラスの他の4人についても31日時点で4人が感染していたことが分かったとしています。4人については女子3人、男子1人で症状はない無症状だといいます。これは感染から日が経っておらず感染間もない段階で検査が行われたためと考えられます。
また合わせて北九州市では中学生2人も感染していたことがわかっているものの、こちらは学校が原因ではないと考えられているのですが感染経路が明らかになっておらず、現時点で学校内で感染が拡大している可能性はゼロではありません。

市教育委員会は今回の事態をうけて「本当に学校内で広がっていないのか調査、分析が必要。他校の感染状況も見ながら、北九州市内全体での休校を検討すべきか見極める必要がある」と述べています。

致命的になりかねない学校の集団感染

「学校における集団感染については珍しい」などと記事には記載されているのですが、そもそも休校していたため発生しなかっただけであり「珍しい」という表現は適切ではありません。また日本小児科学会は『患者の中で小児が占める割合は少なく、ほとんどが家族内感染』との見解を示しているものの、こちらも常識で考えれば休校がその理由になっているだけで正しい解釈・指摘ではありません。

新型コロナ、感染しない・感染を広めない対策案として個人的な見解を示したものの、学校ではインフルエンザの集団感染が発生していることを考えればいくら対策を講じたところで新型コロナウイルスも広がるというのは常識で考えられます。

一方で学校再開を重要性を強調しているのは紛れもなく文科省なのですが、声明として「(学校クラスターの発生は)国として責任を回避するつもりはない」とする一方、「自治体の首長が地域の実情をしっかり見極めて判断するしかない。首長は(選挙で)選ばれたときに、自分の街の学校責任者になる覚悟を持っていると思う」などと第一の責任は首長にあると主張しています。

いずれにしても学校で集団感染が発生した場合、当然その親にも感染する可能性が高く結果的に爆発的な市中感染に繋がるという最悪なケースに陥る可能性があるというのは認識しておく必要があります。
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