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新型コロナウイルスに関してある生物から人間に感染するまでにその間に存在する動物がいたことは間違いないのですが、いわゆる中間宿主という生き物についてセンザンコウの可能性が高いという研究をアメリカの研究機関が発表しています。

Science Advancesのオンライン版に掲載された論文として、米国デューク大学メディカルセンターなどの共同研究チームによると新型コロナウイルスに最も近いものとしてコウモリのコロナウイルスがあるものの、人体への感染能力はセンザンコウのコロナウイルスと遺伝子が変化した結果、獲得されたものと推定されると発表しました。

"사람 감염 안 되던 코로나, 천산갑이 전염 능력 줬다" - 조선닷컴 - 경제 > 과학

専門用語が多いので誤りがある可能性があるのですが、研究チームによるとセンザンコウが固有のコロナウイルスを持っていることは知られていたものの、このセンザンコウが感染するコロナウイルスは人に対して直接感染させることはないといいます。しかし、ウイルスの表面の突起タンパク質(spike protein)が人の細胞と結合するために必要な受容体結合部位(binding site)を持っているとのこと。

結果的にセンザンコウのコロナウイルスの結合部位がコウモリのコロナウイルスに伝達され、人の体内各種細胞のアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)の表面タンパク質と容易に結合することができる新しいウイルスつまり新型コロナウイルスが作られたとしています。


センザンコウは全身が鱗に覆われている非常に変わった動物で主にアリを食べています。現在『絶滅の危機に瀕している野生動植物の種の国際取引に関する条約』により絶滅危惧種となっているものの、中華圏、特に中国では違法に捕まえられたセンザンコウの違法売買が行われています。
中国では硬い鱗が薬として用いられており、例えば喘息や腎臓疾患、関節炎、また精力に効果があるとされています。また鱗がだけではなく肉も食材になっています。
これまでもセンザンコウから新型コロナウイルスとDNAが99%一致したコロナウイルスが見つかっているなど中間宿主として指摘されていました。
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