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過去、頻繁に弾道ミサイルの発射を繰り返していた北朝鮮。異常なほどの技術の発達ぶりには他国の介入があった可能性が強いのですが、一方で北朝鮮が開発を進めている弾道ミサイル潜水艦に関しては間もなく登場する可能性があると警告されています。

ソウル新聞によると、シャープ前韓米連合軍司令官は現地時間2日に行われた在韓米軍戦友会(KDVA)のセミナーで北朝鮮の核戦力及び長距離弾道ミサイル開発に関連した内容として「弾道ミサイル能力を備えた潜水艦をまもなく見ることになるという懸念をずっとしている」などと口にしていたことが明らかになりました。

[서울신문] 샤프 前 사령관 “탄도미사일 탑재한 북한 잠수함 곧 등장할 것”

記事によると、続けてシャープ前司令官は「従って私は非常に強力なオプションが重要であり、北朝鮮に行わせないように我々は対応準備が整っていることを示すことが必要だ」と主張しました。

一方で、北朝鮮で開発が進められている弾道ミサイル潜水艦はどのようなものなのか。シャープ前司令官によると、近いうちに進水すると考えられる潜水艦は3000トン級の新型潜水艦で、新浦造船所で現在建造が進められており潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)3〜4基搭載可能なものと分析しています。情報当局はによると新型潜水艦は北朝鮮が既に保有しているロミオ級潜水艦を改造したものと見ているとのこと。

▼2019年7月末に公開された北朝鮮の弾道ミサイル潜水艦
3000トン級潜水艦_2

開発状況については最近のものとして、新浦造船所でモデルミサイル射出試験を行ったという情況が衛星に捕捉されているといい、近い将来『北極星3型』などの新型SLBM追加試験発射の可能性もあると考えられているとのこと。韓国の国家情報院は5月に発表した内容として最新SLBM地上射出試験を行った情況と水中射出装置が相次いで確認されているといい、軍と情報当局が注視しているとも説明されているとのこと。

北朝鮮による潜水艦発射弾道ミサイルの試験については過去の通例から大きなイベントに合わせて行う傾向があることを考慮すると、労働党創建75周年を迎える10月10日に向けて何らかの行動に移す可能性があるとして今後4ヶ月以内に潜水艦の進水や試射という行動を見せてくる可能性が考えられます。