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駆逐艦などから飛び立ち潜水艦や場合によっては艦艇へ攻撃可能な武装が施された哨戒ヘリコプター。一方で韓国海軍が保有する『リンクス』というヘリで使用するミサイルに関して実に半数が欠陥や故障などの理由で使用できない状態だったと報じられています。

YTNが昨年報じた内容として、韓国海軍の主力ヘリコプター リンクの主要兵器である対艦ミサイルに関して保有しているミサイルの半数が使用できない状態になっており、あろうことか国防部監査で発見されていたにも関わらず、それから半年以上何の対策していなかったことが分かたっと報じられていました。

[정치][단독] 해군 링스헬기 유도탄 절반 고장 '쉬쉬'...수백억 원 손실 | YTN

韓国海軍のリンクスヘリコプターはスーパーリンクス Mk.99というリンクスの海洋攻撃型である性能向上型HMA.8 スーパーリンクスの輸出型で主に対艦ミサイルと対潜魚雷が主要兵器です。この対艦ミサイルとして韓国海軍では88発保有していたものの、国防部が昨年3月から2ヶ月間内部監査を行ったところ44発が使用不能の状態だったといいます。

記事によると、対艦ミサイルに関して2016年から欠陥が発見されていたといい2018年には37発が相次いで故障していたといいます。リンクスには1機あたり4発のミサイルを携行すると考えた場合、現在配備されているヘリのうち11機がミサイル無しで運用しなければならないという状況になっていたとのこと。

▼海軍仕様のリンクスヘリコプター


具体的な欠陥とは何だったのかという点について、故障の原因は全て推進モーターだったといい、韓国海軍は2016年に初めて故障を確認してから推進モーターの修理や交換は不可能と判断していたとのこと。このミサイルはイギリスで製造されていたもので、2000年代初頭に生産が中断されており、業者が廃業状態で整備そのものが不可能とのこと。

ちなみにミサイルについて詳細は記載されていないのですが、調べてみたところシースクアという固体燃料を燃焼するタイプの空対艦ミサイルで価格は1発あたり5億1000万ウォンから9億2000万ウォン(4500万~8200万円)とのこと。

この問題は韓国の国会議員からも批判されているのですが、韓国海軍は2017年に新たな武器の購入を進めてほしいと要請していたと釈明しているとのこと。国防部は対艦ミサイルが無い状態での運用方法として当面対潜ヘリコプターとして短魚雷のみを携行する形での運用を検討しているとしています。
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