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韓国メディアによると、北西部に位置する海岸で今年に入ってから相次いで不審船が漂着し一部は中国人の密入国となった一連の事件について、当該地域の海洋警察署長がクビになったと報じられています。

ニュースワン等によると、韓国の海洋警察庁は韓国北西部にあり中国大陸から最も近い地域の一つである泰安郡の海岸に相次いで不審船が漂着していた事件に関して監察に着手し当該地域の署長の職位を解除したと発表したと報じています。

태안 밀입국 책임 태안해경서장 직위해제…해경청 감찰착수(종합)
'중국 산둥-태안' 해상 밀입국로 열렸는데…안이했던 군·해경(종합) | 연합뉴스

記事によると、6月4日から泰安密入国事件の監察に着手したと明らかにしており、現在6人で構成されたチームで進められているとのこと。

その上で、6月4日午後に密入国事件の初動対応を怠ったとして泰安海洋警察署長(51歳)を職位解除し、西海五島で功績があるという人物を新たに任命したとのこと。合わせて中部地方海洋警察庁長については警告措置としたとしています。

海上警察のこのような措置を決めた理由については、2020年4月19日5月21日および6月4日に相次いで泰安郡道防波堤で正体不明の船計3隻が相次いで発見されたものの、海警および軍はいずれも住民の通報があるまで事態を把握することできず、軍のずさんな境界監視と海洋警察の初動対応を怠っていたと判断されました。  

▼4月19(18日出港)と5月21日(20日出港)の密入国事件ルート
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特に軍は4月と5月にそれぞれ泰安海岸に密入国した小型船舶2隻についてはレーダー等で発見されていたにも関わらず漁船などとして特別な措置をしていないという事実が確認されていました。

今回の相次ぐ密入国事件について海洋警察は特に6月4日に確認された事件では「男2人が陸上でゴムボートに油を入れ再び陸側に去っていく様子が確認できている」などと主張し「密入国の可能性は無い」と判断していました。


海上警察は6月の事件と関連があると考えられる4月の密入国事件については養殖場のボートを窃盗したものと推定し特別な措置していませんでした。当時海警は国内流通されていないエンジンが搭載されゴムボートが改造されるなど十分な不審な点があったにも関わらず誤った初動対応をしていたとのこと。

現在、これらのボートは軍と海洋警察の調査の結果密入国と判断しているといい、いずれも中国山東半島の威海港を出発して、370km離れた韓国西岸に到着したものと把握しているとのこと。関与した中国人密入国者8人のうち4人、4月に密入国した中国人5人のうち2人が逮捕されており残りの7人の行方を追っているとのことです。
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