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韓国メディアによると、ソウル市などを中心に新型コロナウイルスの感染者が増加していることに関して、当局は感染者には『密閉・歌・マスク未着用』の共通点があったことがわかったと報じています。(画像は参考資料)

新型コロナウイルスに関して徹底的な検査を行い感染を抑え込むことに成功した韓国。しかし、最近では人口が少ないにもかかわらず日本よりも多くの感染者が出る日もあり二次流行を伺う事態が続いています。

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これに関して新型コロナウイルスの対応に当たっている韓国の中央防疫対策本部はソウルの訪問販売業者の濃厚接触における確定者が6月6日12時時点で新たに13人追加され42人となったと報じています。またソウル近郊のインチョン(仁川)市の開拓教会の濃厚接触では4人が追加され80人規模となりました。
この訪問販売業者とは高齢者を対象にセミナーを開催して健康用品を販売するという形態のものだったといいます。

本部長によると、訪問販売業者や宗教団体で相次ぐ感染状況に関して、施設が地下にあったり窓を開くことはできない密閉空間に多くの人々が密集した場合に感染率が高かったとしています。また口からの飛沫が発生する場面として、歌ったり会話を伴う食事、接近会話、そして長時間の滞在の共通点もありました。さらにそのような施設では手の消毒が不十分でマスクの着用など感染予防規則が守られていない実態も分かったとしています。


本部長は、国内で特に高齢者の感染者数が増えていることについても「年配者は密閉空間の訪問をできるだけ避けること。また食事や歌を歌うなどの行動も自粛するようお願いする」と繰り返していたとのことです。

新型コロナウイルスに関しては、咳やくしゃみというものよりも人の口から吐き出されるウイルスが原因で感染する例が複数報告されています。日本では特にキャバクラやライブハウスなどで相次いで感染が確認されており、マスクを外し他人と会話する場面では感染リスクが極めて高くなることが容易に想像できます。