Su-57

ロシアが開発したSu-57と呼ばれるステルス戦闘機に関して、かつてインドが導入を目指し共同開発する計画があったといいます。しかし、わずか数カ月後に撤回。この間いったい何があったのでしょうか。

環球網軍事版によると、最近アメリカメディアが公開した内容としてインドがロシアのステルス戦闘機Su-57の導入に向けた共同研究の野心的な計画を進めていたものの途中で断念したことについて理由が明らかになったと報じています。

印度为何拒绝俄苏57战机?印军列出该机一连串缺陷

記事によると、2018年初頭インドはロシアに対してSu-57を共同開発することを発表したことで、ロシアは当時戦闘機開発の資金などの不安について安心感が与えられたといいます。しかし、わずか数カ月後となる2018年4月にインド空軍はSu-57が高価過ぎるとして参画を断念。インド軍によると機体が高価という以外にも様々な欠点があったといいます。(ただし、ロシアとインドが最初に交渉したのは2010年9月です)

Su-57は開発しているスホーイ社によるとロシア向けモデルとSu-57をベースとしたインド向けモデルをそれぞれ開発していたといいインドは144機導入予定でした。総額は60億ドルとされており、この収益はSu-57開発に当てられる予定でした。


インド空軍が主張するSu-57の欠点とは信頼性の低いAL-41 ターボファンエンジンレーダー性能の低さ、そしてステルス性能に影響を与える機体設計の悪さなどの複数項目です。この欠陥を考慮すると60億ドルという額はあまりに高すぎました。

▼外部燃料タンクを搭載したSu-57(試作機)
T-50-9_3

一方ロシア側も粘り、エンジンは将来新しいタイプに載せ替えられるし(参考)、レーダーも一時的なものでインドが開発したものを搭載可能だと説明していたそうです。しかしインド側は根本的な機体そのものの設計・構造の悪さを重く見ており、特に墜落事故が起きやすいことや機体に隙間などがあったといいステルス性能の低さを指摘してました。

一方でこのような主張についてはアメリカ側によるとSu-57の問題というよりもインドとロシアの政治的な問題から後付されたものだと指摘しているそうです。

記載されている内容は以上ですが、インド空軍ではロシアやアメリカの機体が複数運用されている状態で最近ではフランスが開発したラファール戦闘機の初号機がインドに引き渡されました。一方でステルス戦闘機開発についてはSu-57を諦めたとすれば国内で開発が進められている機体が今後導入される可能性もあります。
このエントリーをはてなブックマークに追加