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日々の生活に必要不可欠な水道水。これに関して韓国のとある都市では市民から異常の訴えが多くはいっていたものの、通知するまでに数日間かかるという理解し難い対応を行っていたことが明らかになりました。

韓国メディア『ニュース1』によると、ソウル市の南側に位置する城南(ソンナム)市で16日、数日前より水道水から塗料のような吐き気を伴うほどの強烈な匂いがするという苦情がアパートを中心に相次いでいたことが分かったと報じています。

수돗물 악취로 구역질 하는데도 수일간 방치한 성남시

記事によると知らずにうがいをしてしまった人は吐き気を訴えたり、洗濯物に塗料臭がつくなどの被害、一部では皮膚の発疹も出たなど被害が報告されていました。

一体何があったのか。市によると問題の発生源は盆唐という地域にある水道水を供給するタンク、15000トン相当が原因で、6月4日から12日にかけ1つのタンクに防水塗装をする作業を行っていたといいます。実はこのタンクの近くにもう一つ同じタンクがあり、塗料を乾かしていたところ塗料の匂いや成分が稼働中のタンクに入り込み悪臭が発生したとしています。
市によると「水質検査の結果、基準値以下の塗料成分が検出された」と話しており、16日に経緯と謝罪文をホームページなどに掲載、被害が出た地域に対しては通知を発送しました。


ただ、この問題については6月14日の時点で苦情が寄せられていたものの対応が遅れたことについては、14日は日曜日だったこともあり苦情が少なかったものの15日になると大量の苦情がよせられるようになったと話しています。15日には問題が発生したタンク内の水をするなどの対応ををとり、通知が16日遅れてしまったことを申し訳ないと謝罪しているとのことです。

韓国では昨年、水道管工事が原因で数ヶ月にわたり水道水から赤錆が出続けるなどトラブルがあったほか、山間部では地下水を汲み取る水が原因によるウラン汚染された水が供給されるなどトラブルが相次いでいました。