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民間の宇宙開発企業として最も技術力があるのはスペースXです。一方で同社が現在開発中の超大型宇宙船『スターシップ』に関して都市間の所謂『弾道旅客飛行』の運用に向けて海上基地の建設に向けて動いていると報じられています。

SpaceXのイーロン・マスクCEOが、大型ロケット兼宇宙船Starship向けの宇宙港を海上に設置する考えを示しました。マスク氏は月や火星をめざして飛ぶ大型宇宙船Starshipを、地球上の主要都市を結ぶ定期便としても利用することを計画しています。

Engadget
スペースXが開発しているのはスターシップという超大型宇宙船で、天体間輸送では定員が最大100人などといわれている再利用可能な機体です。実はこの機体、宇宙に人を展開させるものではなく、宇宙空間を利用した超高速の弾道旅客輸送を行うという計画が発表されており、亜音速しかでないジェット旅客機よりも短時間に都市間をつなぐという構想が発表されています。

記事はこちらの弾道旅客飛行に関するものなのですが、スペースXはこの計画実現に向けて動き出しているという内容が紹介されています。

その上で、まず弾道旅客飛行の基地(空港)は都市部に隣接する形ではなく海上に設けられた基地に建設するとしています。イーロン・マスク氏によると「おそらく沖合20マイル(約32km)ほどで離発着する必要がある」と話しており、この距離を確保する理由は第一にロケットの騒音問題をあげています。

▼スターシップによる弾道旅客飛行


そして陸から基地までは船を使うのか列車なのか、車なのかは記載は無かったらしいのですが、ツイッター上ではハイパーループという減圧しな空間内を高速で移動する手段も上げられており、橋などを建設して約32km間を移動するとしています。

スターシップによる旅客運用は順調に進んでも2~3年先としています。ただ、この手の分野は延期が当たり前の分野であるため、宇宙船そのものの開発が順調に進んでいないことを考えると10年単位の延期は見ておく必要があると考えます。


記載れているのは以上なのですが、問題はいくつかあり運用するロケットの安全性の問題が第一にあります。そして32km沖合に海上基地を作るという技術的な問題とこれらの維持にかかる費用等がほぼ全て運賃にかかっていることが予想されることです。
そして最も懸念されるのは極・超音速旅客機の開発が各国で開発が進められていることです。こちらは一般的な空港を使用することができ運賃も現在と同じレベルといわれていることから利便性などの理由からもスターシップの弾道旅客飛行はかなり難しいのではないかと考えられます。

リアクションエンジンズ A2 (マッハ5の超音速旅客機)
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