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韓国の複数メディアによるとロシアが中心となり開発され、韓国から打ち上げられた羅老(ナロ)というロケットに関して、ロケットのパーツを含む部品10点が鉄くずとして売却されたもののその後買い戻される出来事があったと報じられています。

朝鮮日報によると、今月2日韓国の国策研究機関「韓国航空宇宙研究院(航宇研)」及び科学界関係者の話として、ロシアの技術協力のもと韓国から打ち上げられた羅老(ナロ)ロケットに関して、ロケット重要技術を含む10点がスクラップとして業者に売却。その後、10日後に売却したものを買い戻す出来事があったと伝えています。

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記事によると、業者に一度売却されたものは航宇研羅老宇宙センターが管理していたといい、これまで3回打ち上げられた同ロケットの運用に向けた実験に使用したパーツなどを展示する目的で施設内に保管していたといいます。

羅老ロケットは2009年から2013年にかけ3回打ち上げられ、3号機で打ち上げに成功していました。以降打ち上げは実施されていないのですが、同センターは2020年初めに不用品として一部のパーツを廃棄することが決定したといいます。

具体的にスクラップとして売却の対象となった10点は衛星を包む先端のフェアリングや鉄製の保管ボックス、そして人工衛星を軌道に投入する際に使用するキックモーターの試作品もあったといい、これらを700万ウォン、日本円で62万円相当で売却したといいます。しかし、航宇研羅老宇宙センターの展示館職員が問題を指摘し航宇研が10日後に500万ウォン、46万円相当で買い戻すことができたといいます。

なぜこのような不祥事が発生したのか。記事によるとロケットパーツなどの
廃棄の判断は入社3カ月の職員が行っていたといい、最終的な破棄決定は運営室長の専決となっていたといいます。

また特に今回問題視されたキックモーターについては「認証モデル」というものだったといい、実験室で性能を認証するモデルであり、性能面などは実際の打ち上げ使用する「飛行モデル」と変わらないものだといいます。
認証モデルは15個製造し1基が同じく売却されたボロボロの鉄製ボックスに収められていたといいます。それが4年間屋外に放置されており宇宙センターの担当者が異動し担当も変わったことでキックモーターの存在すらも気にする人がいなかったという理由があると指摘しています。



▼ナロロケット
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羅老(ナロ)は2段式のロケットで地球低軌道に約100kgの打ち上げ能力がある小型ロケットです。一段目はロシアが開発したアンガラロケットをベースにした液体燃料エンジンを搭載し、二段目は韓国が開発した固体燃料ロケット(キックモーター)を搭載しています。スペックとしては全長は33m、重量が140トンあるにも関わらず打ち上げ能力が100kgしかないのは、特に韓国が製造した二段目のキックモーターの性能が低かったことも理由の一つと指摘されています。(日本の同重量ロケットは1トンを超える打ち上げ能力がある)

ちなみにこのロケットに関しては打ち上げもロシア側が行い韓国の研究者は別の施設でカウントダウンをしているなど、その大半が外国の技術により実施されていました。
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