ベテルギウス_巨大斑点

今年はじめベテルギウスの光度が少なくなり、「ついにベテルギウスが超新星爆発を起こすか」と一時期話題になっていたのですが、新たな研究でこの天体表面にある巨大な斑点が光度減少を引き起こした可能せがあることがわかったと報じられています。

ドイツのマックス・プランク天文学研究所を中心とする国際研究チームは、アタカマ・パスファインダー実験機(APEX)および、ハワイのマウナケア山にあるジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡(JCMT)を用いて調査した結果、これまで言われていたベテルギウスの光度減少は天体表面にある巨大なスポットに原因がある可能性が高いことがわかったとしています。

Betelgeuse – a giant with blemishes | Max Planck Institute for Astronomy

研究チームは2つの望遠鏡を用いて可視光以外のサブミリ波の波長域について調査したところこちらも可視光と同じように光度が減少していることがわかったといいます。その量は20%程度だったとしており、各種研究結果から「天体周囲にあるガスやチリが邪魔して地球まで光が正しく届かなかったのではないか」という説は否定されたといいます。

▼2019年1月と減光した2019年12月のベテルギウス
ベテルギウス_巨大斑点_1

その上で過去に観測されたベテルギウスと2019年12月のベテルギウスを比較した結果、ベテルギウスの表面の約50~70%という規模の黒いスポットが存在していることが明らかになりました。ベテルギウスを含む巨大な恒星には同じようなスポットが存在していることはわかっているのですが、これほど巨大なものは類を見ないとのこと。

太陽と同じようにベテルギウスでも数年周期で光度が増減することがわかっているのですが、周期的な光度の変化は巨大なスポットに原因があるのかもわかっていないとのことです。
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