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韓国の複数メディアによると、ソウル市を流れる漢江(ハンガン)にかかる橋付近で爆発が発生した事故に関して、地雷が爆発した可能性が高いと報じられています。

YTNによると、今月4日ソウル市にある金浦大橋近くで発生した爆発事故に関して専門家の分析結果としてM14という地雷が爆発した可能性が高いと報じています。

[사회]한강 김포대교 부근 폭발...전문가 "지뢰 사고로 추정" | YTN

記事によるとこの事故は70代の男性が橋付近で椅子を設置しようとしたところ爆発したとしおており、たまたま地雷の上に椅子を置いたことで爆発が発生したと見られると韓国地雷除去研究所の所長は説明しています。

なぜソウルにある橋付近で地雷が爆発したのかについては韓国の部隊が対スパイ用に設置した可能性、北朝鮮との国境付近に敷設した地雷が洪水などで流れ出し川から流れてきた可能性があるとしています。


仮に後者で会った場合、地雷は周辺一帯に敷設するものであり1個だけが流れたとは考えられません。したがって複数の地雷が流出した可能性があるのですが、他の地雷の行方はわかっていないと考えられます。

ちなみに韓国ではこれまでも地雷に関する事件は複数発生しており、2017年には対戦車地雷が爆発しトラックの運転手が死亡する事故が発生しており、この事故が起きる前には作業現場で複数の対戦車地雷がみつかっていました。また2019年5月には高速道路に対戦車地雷が落ちているなどの事件も発生しています。

M14地雷

M14は1955年にアメリカが開発した対人地雷で重量はわずか108グラムしかありません。本体がプラスチックで作られているため除去が困難な地雷の一つとされています。米軍は1974年以降使用していないものの韓国のアメリカ軍基地では対北朝鮮軍用として150万個があるとされています。