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現在最遠の惑星といえば海王星ですが、その外側を公転していると言われているのは未知の惑星『プラネットナイン』です。少なくとも地球を超える質量があると考えられているものの発見には至っていません。一方で、この天体は小さなブラックホールである可能性が指摘されています。

発見できれば人類史に名前を刻む事ができるほどの大発見になる未知の惑星『プラネットナイン』。現在、いくつかの研究からプラネットナインは海王星のはるか外側、距離にして地球と太陽との距離の平均700倍という距離を楕円軌道で公転していると考えられています。

プラネットナインは地球質量の5~10倍はあるとされており、惑星であれば地球の直径の2~4倍程度あると考えられています。しかし、これまで様々な観測機器を用いても巨大な天体を発見することはできていません。

▼発見された小惑星・準惑星の軌道。発見された小惑星は不自然に左に集まっており、プラネットナインはその反対側に潜んでいると考えられている。
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その上で、このプラネットナインはグレープフルーツサイズの小さなブラックホールではないかというものです。通常ブラックホールは巨大な恒星が一生を終える過程で形成するものでありその質量は太陽を超えます。一方で小さなブラックホールが宇宙誕生初期に作られた可能性があると示されており、これが何らかの理由で太陽系を公転している可能性があるといいます。

▼ヴェラ・C・ルービン天文台
ヴェラ・C・ルービン天文台

もちろんブラックホールというのは仮説過ぎないものの、ヴェラ・C・ルービン天文台こと大型シノプティック・サーベイ望遠鏡を用いて2022年後半以降10年の歳月をかけ行われる調査でブラックホールも見つけ出されるのではないかと予想されています。
検出方法としてはブラックホールに物質が飲み込まれる際に生じる降着フレアを観測するというもので、ブラックホール自体は光を発しないため観測できる唯一の方法だとしています。

プラネットナイン、第九惑星がブラックホールだったとすると衝撃的な発見になることは間違いないのですが、いずれにしても何らかの天体がそこにあることはほぼ間違いないと言われており、天文学者らの発見レースは既に始まっているという印象を受けます。

参考:Is 'Planet Nine' actually a grapefruit-sized black hole? Big new telescope could find out | Space
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