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小型のドローンを使用不能にする対ドローンライフル。ドローンの普及でゲリラやテロリストが使用することが予想されるのですが、アメリカ陸軍ではこれら兵器化されたドローンの脅威に対応するため定期的な対ドローン訓練が実施されているとのことです。

素人でも安定した操縦が可能なドローン。普及により様々な映像が撮影されているのですが、一方でドローンを用いて小型爆弾を投下するなど既に市街戦などで運用されています。

U.S. Army Soldiers trains to take down drones | Defence Blog

そんな中、今月9日アメリカ陸軍の第101空挺師団ではドローンライフルを持ちた訓練が実施され無人機を無力化する方法を学んだとのこと。

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Photo:Fort Campbell Courier
部隊は地上戦で勝利するための戦闘訓練を実施するだけではなく現在はドローンを含めその他、最新技術を使用しアメリカの敵に戦うため様々な訓練を行っています。

今回の訓練では敵が使用するクアッドコプター状のドローン以外にも翼のある小型ドローンを実際に用いて対ドローンライフルの動作が確認されたとしています。

問題はこの対ドローンライフの有効射程ですが、ライフには一般的な自動小銃のドットサイトが搭載されている程度で射程は目視で確認できる数百m程度と考えられます。

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Photo:Fort Campbell Courier
一方、実際にどの程度ドローンによる脅威が想定されるのかについてはアメリカ軍がドローン兵器を迎撃するシステムを複数開発していることからもその驚異は高まっていることが考えられます。

またイスラム国など中東地域の戦場でも既にドローンを使用した兵器というのは運用されており、2017年時点でイラク軍がイスラム国のドローン兵器を真似して攻撃機とし運用している様子が報じられています。



ドローン兵器については一般的な有人の攻撃機と異なり、どこからか突然現れ爆弾を落とすという攻撃方法がとられており、その地域で活動する兵士らの心理状態に与える影響が大きいとされています。