F-35SG

韓国でほぼ決定となった垂直・短距離離着陸機を運用する軽空母の保有に向けて、韓国軍はF-35Bの取得に向けた手続きに着手したことが確認されたと報じられてます。

韓国メディア聯合ニュースによると2020年8月5日、政府消息筋よると軍は垂直離着陸戦闘機が必要なのか把握するなど所要提起のための準備に入っとし、早ければ今年中に空軍と海軍が協議して合同参謀本部に垂直離着陸機所要を提起すると伝えています。

군, '수직이착륙' F-35B 도입 절차 착수…경항모에 탑재한다 | 연합뉴스

韓国では最近、強襲揚陸艦『独島級揚陸艦』の3番艦を保有するとした『大型輸送艦-Ⅱ』事業を『軽空母事業』と変更し、排水量3万トン級の軽空母を運用するという方針に切り替えられました。そこで運用可能な垂直離着陸機が必要か、必要ならばどの機体を運用するのかが今後話し合われるというものです。

防衛事業推進委員会で垂直離着陸機の導入を決定した場合、具体的な機体の選定という流れになるのですが、世界で垂直離着陸機そのものが非常に珍しく現時点で事実上選定されるのはF-35B以外ありません。


韓国軍関係者によると軽空母事業に合わせて機体の導入スケジュールをあわせていくと話しています。導入されるF-35Bは20機。うち12機は軽空母で、残りの8機は訓練用や予備として運用を行うとのこと。戦力化は開始は艦艇が実戦投入される2033年頃としており、進水からは2~3年ほどの時間をかける予定です。F-35Bの運用は海軍ではなく空軍が行うとしています。



一方で懸念されているのは空軍用のF-35Aの導入が遅れたり、一部がキャンセルされるのではないかという懸念です。通常の滑走路でのみ離陸可能なF-35AはF-35Bよりも性能も高いものの、F-35Bのほうが2割ほど導入費用が高くなっています。

韓国では次世代戦闘機(FX)1次事業でF-35Aを40機導入を完了した後、すぐに2次事業として20機を追加導入事業を推進、2020年代後半までに『F-35A 60機体制』を備える計画です。しかし、2020年代後半から前半に繰り上げられる形でF-35Bの導入が進められることで優先順位がF-35AよりもF-35Bが高くなる可能性が指摘されています。

韓国政府によると、F-35Bの導入はF-35Aの2次事業とは別に行われるとし、双方合わせて将来的にF-35AおよびF-35Bを合計で80機ほど運用することになるとのことです。
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