新型コロナウイルス_1

新型コロナウイルスに対して非常に優秀な体制を敷き日本のメディアでも度々登場していた台湾。現在480人あまりが感染者が報告されているのですが、抗体検査を実施したところなんと1~2%が抗体を持っていることが明らかになったと報じられています。この数値は東京の10倍から20倍という値になります。

台湾の複数メディアによると、国立台湾大学公衆衛生学院が保険当局と協力し1万人規模の抗体検査を実施してるのですが、研究者によると予備的な抗体検査を実施した結果として台湾の人の1~2%で陽性、つまり過去に新型コロナウイルスに感染していたことを示す結果が出ていることがわかりました。これは1万人規模の抗体検査が実施されている同じ彰化県の人で、この結果については無症状または軽度の症状が原因で診断されなかった可能性があり台湾では無症候性の感染症が地域社会に広がっていることを示す兆候だとしています。

【萬人驗抗體】彰化血清檢測初步結果出爐 台大證實:多名未確診者驗出陽性 | 蘋果新聞網 | 蘋果日報

一方でこの1~2%という数値については様々な解釈があるといい元国立台湾大学病院の感染症科の医師によると、抗体検査の偽陽性率(陰性でも陽性と示してしまう率)が1~5%としており、仮に陽性者が偽陽性率よりも遥かに低い場合はこちらの偽陽性のほうが高く出てしまうため研究の意味がないとも説明しています。

また現在1万人のうち3000人分の検査結果がでているのですが、新型コロナウイルスと診断された人やその接触者、コロナ検疫担当者、医療スタッフらからは既に陽性を示す反応がでているといい、そのような陽性者について過去発熱などの症状があったのかなど調査が進められているとのこと。


見出しでも紹介したように台湾は新型コロナウイルスに対してITを駆使するなど世界でも優秀な感染対策を実施し、現在確認されている新型コロナウイルス感染者はわずか人口2378万人に対してわずか470人です(参考)。仮に陽性率が1%となった場合、単純に78万人前後が既に感染しているという高い数値になり今後の結果が注目されています。

記事に登場する『抗体検査の偽陽性率』については日本の東京で過去に実施された抗体検査では抗体を持っていた人が『0.1%(宮城では0.03%)』という数値がでており、少なくとも1~5%という荒い数値にはなっていません。当然台湾で運用されている抗体検査キットも同等の精度が高いものと考えられるため偽陽性率が1~5%というのは無いのではないかと考えられます。

*抄訳したものを掲載しています
このエントリーをはてなブックマークに追加