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たった1発の都市を壊滅することができる核兵器(水爆)。現在、世界最大の保有国となっているロシアについて、最近どのような場合に核兵器を使用するのかロシア軍総参謀が回答したという記事を紹介します。

中国の環球網によると、今月7日ロシアの衛星通信社は『核抑止に関するロシア連邦の国家政策について』という内容をロシア軍総参謀発表したことを受けてその内容を報じました。

俄罗斯会在何种情况下动用核武器?俄军总参谋部给出答案

ロシア軍の参謀は「ロシアが核兵器の使用条件を開示したのはこれが初めて」としながら、ロシアは自国もしくは同盟国に対して核攻撃が実施された場合に反撃する形で核攻撃を実施するとしています。

詳しく見ていくと、最初の条件としてロシアおよびその同盟国が弾道ミサイルによって攻撃されたという信頼できる情報を受け取ることとしており、これは人工衛星などを使用した早期警報システムにより弾道ミサイルの発射を観測しているとのこと。


これらのミサイルには核兵器以外に通常弾頭が搭載可能なのですが、ロシアによると弾道ミサイルの弾頭に何が搭載されているのかは重要ではないらしく、記事では「ロシアは弾頭を判断することができないため、すべての弾道ミサイルが核弾頭を搭載したミサイルとみなされる」と強調しているとのこと。

つまり、今回始めて明らかになったこととして、ロシアとしては国内もしくはその同盟国に対して核兵器を保有する国から弾道ミサイルが発射された場合は、搭載されている弾頭が核もしくは非核の判断は行わずに直ちに核ミサイルで反撃するということになります。