送電線に衝突したヘリ_1

ヘリは民間で利用されていますが、低空で活動できる一方で空中に張られた送電線やワイヤーに衝突するという事故も発生しています。今回はそんな事故を起こしてしまった大型の軍用ヘリを紹介していきます。

先月末、イギリス空軍の保有する大型の輸送ヘリコプター『チヌーク』がカーマーセンシャー州のセント・クリアーズという地域の北西約2マイルの距離の農地に緊急着陸しました。この機体が着陸したのは夜間だったのですが、実は緊急着陸した理由は低空に張られた送電線に衝突する事故を起こしたことが原因とのことです。

送電線に衝突したヘリ_2

搭乗員は負傷者がでたものの安全に着陸しており重傷者や死者は報告されていません。記事によると住民の話としてヘリコプターが上空を飛行している音が聞こえていたといい、停電した後に住民らはヘリの爆音が聞こえ何事かと思い外にでたところヘリが近くの農地に着陸している最中だったとのこと。

送電線に衝突したヘリ_3

また一部の住民によると、ヘリコプターのエンジン音については村の全員が耳にしていただろうと話しており、非常に大きな音だったもののエンジンが何か故障しているような、少なくとも正常に動作していない音が聞こえていたといいます。

この異常な音は衝突前なのか、衝突後なのかは記載はありません。





すべての機体に搭載されているのかは不明なのですが、特に低空で活動が予想されている機体には送電線や山中に張られたワイヤーを切断できるようにWSPS(Wire Strike Protection System)というものが機首前方に搭載されている場合があります。また送電線であれば電気が流れ磁場が生じてるためそれを感知しパイロットに警告するようなシステムも合わせて搭載されている場合があります。

このようなワイヤーや電線等の接触による事故はすべてのヘリコプター事故のうち年間の約5%を占めています。
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