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新型コロナウイルスに感染した場合、様々な後遺症が残るというのをこれまで耳にされた方も多いと思います。では実際にどのような後遺症が残ると報告されているのか紹介していきます。

韓国メディア『朝鮮日報』によると、新型コロナウイルス感染した場合、特に発症時の状態がより重くなるほど後遺症が深刻になる傾向があるという記事を掲載さいています。

극심한 피로감에 망상증도... "끝날때까지 끝난 게 아닌 코로나19 후유증" - Chosunbiz > 테크 > 과학/바이오

記事では韓国人で釜山大学校機械工学科兼任教授の47番目の感染者となった人物が紹介されており、この人物によると発症から5ヶ月が経った現在も様々な後遺症に苦しんでいるという内容をFacebookに記載しています。それによると後遺症として集中力の低下、胸・腹部の痛み、皮膚の変色、慢性疲労をあげています。

では他の新型コロナウイルス元患者はどうなのか。退院した人の調査では肺機能の低下、胸の痛み、筋肉痛、慢性疲労など場合によっては深刻な後遺症に苦しんでいることがわかったとしています。

世界的に見た場合、新型コロナウイルスの後遺症というのは本当なのか。医学界では完治後に残る後遺症についてはやはり同じように慢性疲労や胸の痛み、皮膚の変色、記憶力の低下など複数報告されているとのこと。


7月9日付の米国医師協会報(JAMA)に掲載された論文では143人の急性期コロナ患者(強い症状がでた患者と考えられる患者)を追跡した結果、53.1%が疲労感、43.4% 呼吸困難、27.3% 関節の痛み、21.7% 胸痛などの後遺症を見せていました。この研究では回復した患者(軽症者を含めて?)の87.4%が少なくとも1つ以上の持続的な後遺症あると訴えています。こちらの主な症状としては倦怠感や呼吸困難が多かったものの他には咳、嗅覚・味覚異常、鼻炎、頭痛、痰、食欲低下、のどの痛み、めまい、乾燥症候群、下痢、睾丸の炎症など複数報告されているそうです。

またイタリア、ミラノの病院は新型コロナウイルスに感染し回復した患者402人(年齢等は不明)を1ヶ月間追跡した結果として、28%が心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患っていた他、31%はうつ病。また不安、不眠を訴えている人はそれぞれ42%、40%。また強迫性障害は20%で報告されているとしています。

ちなみに感染しても全く症状が出ないという無症状感染者の後遺症については特に記載はありません。