image_92

大気圏の外側、一般的に宇宙空間を周回している様々な人工衛星の中には軍事用のものが含まれています。私達が直接利用する機会が多いGPSもその一つになるのですが、米軍によると有事の際に敵国の軍事衛星を使用不能にする方法として宇宙ゴミを発生させないクリーンな攻撃方法を考えている報じられています。(写真は対衛星ミサイル)

中国メディアによると今年、アメリカの軍事系ニュースサイト『Capitol Hill』が報じた内容として、アメリカ防総省の最新の宇宙活動の一部、特に対衛星対処法力の一部が明らかになったと記載しています。

美军反卫星作战细节披露:用航天器机械臂折断敌方卫星天线

発表された国防総省の計画によると、対衛星攻撃能力については
クリーン戦闘能力を今後開発する必要があるとしています。理由として従来のような対衛星ミサイル等を使用した場合、大量の宇宙ゴミが発生し自国の宇宙船でさえ軌道上での運用が今後難しくなる可能性があります。これは安全保障、経済、民間活動すらも危険にさらされる可能性があるとみており、米軍としてはミサイルなどで破壊するのは将来の宇宙運用を考えた場合は望ましくないと考えているとしています。


具体的にクリーンな戦闘能力とは何を指すのでしょうか。考えられる方法としてスペースニュースによると民間を装った衛星は一方で敵の衛星を破壊することにも転用は可能だと主張しています。
現在実用化には至っていないものの軌道を掃除する人工衛星は、衛星にドッキングしたりロボットアームでアンテナを曲げ壊したり太陽電池パネルを破壊したり、または地球の重力と大気を使って軌道から落とすことができるようになります。



お掃除衛星による宇宙ゴミの発生はほとんありません。衛星を修理するために開発された衛星であっても、古い部品を取り外して新しい部品を取り付け人工衛星をアップデートグレードが可能なため敵の衛星を逆に分解することも可能です。人工衛星に燃料を補給することができ衛星も敵の衛星にドッキングし燃料を漏らすことも可能になると考えられます。そしてレーザーを使用して、衛星信号を妨害することができるとのこと。

逆に米軍の衛星に対してクリーンな攻撃が行われる可能性が考えられるのですが、その場合はどうするのでしょうか。既にアメリカでは外国の衛星が意図的に軌道を変更し接近するという行為を確認しており、米メディアによると敵の人工衛星が一定距離に近づいた場合は予防的な自衛攻撃を行う権利を有するとしており、まずは自衛を行使するための範囲を明確にする必要があると主張しています。
このエントリーをはてなブックマークに追加