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新型コロナウイルスが原因で特に深刻になった海外への渡航。一方で人を載せて利益を得ている航空業界では致命的とも言える状況となっているのですが、一方で外国の航空業界では国内の観光客向けに体験飛行を初めて実施するなど変化が始まっていると報じられています。

韓国メディア『ニューシス』によると台湾の航空会社『スターラックス航空』が同社の会長自らが操縦するフライト体験を企画。当時、乗客も乗り合わせており台湾桃園国際空港から離陸し、再び帰ってくるという内容になったとしています。

해외 못가도 비행기 타볼까…코로나에 '체험 비행'까지 등장 :: 공감언론 뉴시스통신사 ::

記事によると、このフライトは通常の海外旅行に行くのと同じように機内食が提供され各種エンターテイメントを楽しむ事ができる他、機内では免税品も購入することができるという内容だったとのこと。

似たような飛行体験を提供する企業は日本国内でも存在しており、ファーストエアラインのプランも人気があると紹介されています。同じく機内食が提供されエンターテイメントを楽しむ事ができる他、目的に到着したという案内放送が出てくるとVRヘッドセットを装着し、パリやハワイなどの観光スポットをバーチャル体験することができるとのこと。このプランを開設以降、予約数が50%も増えたとしています。


一方、韓国のエアプサンも今月10日から国内で初めて体験飛行に乗り出すとしています。最初は航空サービス系学科の学生(キャビンアテンダント等を目指す学生)を対象に国内を飛行するプログラムを実施するといい、理由としては学生の実習の機会そのものが大幅にへっており、航空会社の学生双方の利害関係が一致しているためだと説明しています。
エアプサンは新型コロナウイルスの第二波が落ち着きを見せたら将来的に一般の乗客を載せた体験飛行を拡大していくとしており、機内販売などでも収益改善を図っていくとしています。


今回報じられた旅客機以外も特に観光地を巡るバスや電車は致命的なほど利用者が減っているところもあり先を見通せない状況が続いると考えられるのですが、生き残りをかけた発想力が求められているかもしれません。