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新型コロナウイルスの集団感染『クラスター』が発生する場所として職場も含まれるのですが、先日韓国ではキムチ製造工場でクラスターが発生し、生産された製品40トンあまりが出荷されていたことが明らかになりました。新型コロナウイルスが付着した食べ物による感染は発生するのでしょうか。

聯合ニュースによると、韓国中西部に位置する青陽郡のキムチ工場で従業員20人が新型コロナウイルスに集団感染していたことが明らかになりました。工場では今月2日にネパール人の労働者の感染が発覚し、その後行われた従業員134人を検査したところ20人が既に感染していたことが明らかになりました。

一方同社では発症した可能性がある8月28日から発見された9月2日までに50トンあまりのキムチを生産。10トンは出荷前で廃棄されたものの40トンは既に国内に出荷、流通状態にあったといいます。出荷されたキムチについては随時回収されているものの消費者の口に入っているモノもあると考えられています。

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新型コロナウイルスについて接触や飛沫などで感染することは分かっているものの、食べ物内に混入したものから感染することはるのでしょうか。
KBSによると、今回のキムチ工場の事例から消費者の間で不安が広まっていると報じており、具体的に感染例は存在するのか専門家の意見を紹介しています。それによると、WHOやアメリカの報告として現時点で明確に食べ物を通じた感染事例は根拠がなく感染したという事例も言及されたことはないとしています。


最近中国で輸入された商品に新型コロナウイルスが付着していたなどと説明していることについては、たとえ陽性反応が出たとしてもウイルス自体が感染力がある状態ではなく死んだ状態の可能性が高いと紹介しています。

また調べたところWHOによると、他のコロナウイルス例えばSARSやMERSといったものについても食べ物を通じて広まった事例は無いとしています。ただし、このようなコロナウイルス自体は零下20度以下でも2年間感染力を持った状態で生き続けることが分かっているといい、「生卵を避ける」「肉と卵は十分に加熱をする」など感染リスクを下げる取り組みが呼びかけられているとしています。

消費者心理としては例えそのようなリクスが無かったとしても、同様のモノを売っている他社製品を選ぶこと始まると考えられ、メーカー側には甚大な損失が発生することが考えられます。