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先月末より中近東に位置するアルメニアとアゼルバイジャンの係争地でナゴルノカラバフ共和国で軍事衝突が発生し現在も戦闘状態が続いています。その紛争地の首都ではどちらかが放った対地ロケットの不発弾が発見されたと報じられています。

アルメニア軍とアゼルバイジャン軍が事実上の戦争状態に陥っている今回の軍事衝突について、ナゴルノカラバフの首都ステパナケルトに対して、今月6日複数のロケット弾攻撃が実施され街のインフラが停止していると報じられています。

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実施されたロケット団による、ある種の無差別攻撃ついてはアルメニア軍は「アゼルバイジャン軍からの攻撃を受けた」と説明しています。また他の地域でも同様のロケット弾攻撃や自走榴弾砲による砲撃が行われているといい、戦線が拡大していることが伺えます。

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こちらが街に打ち込まれた自走ロケット砲の不発弾になるのですが、サイズとしては200mm~300mmはあると考えられます。仮にアゼルバイジャン軍が放ったとするとBM-30という300mmの多連装ロケット砲を放ったと考えられます。この弾頭にはクラスター弾頭や一般的な破砕性榴弾があるのですが、この破砕性榴弾には自爆時間を設定することができるため今後爆発する可能性があります。