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今年7月、アメリカ全土をはじめ日本など欧州でも確認されていた中国から謎の種子がランダムで届けられるという事件について、米国農務省が行った追跡調査結果として中国のネットショップから送られたことが分かったと報じられています。

今年7月、アメリカ各地また日本を含め世界中で中国から注文をしていない謎の種子が届けられるという奇妙な事件が発生していました。これについて、アメリカでは「バイオテロリズムかもしれない」などと話題になっていたのですが、一方で中国政府は郵便物に記載された「中国郵政」の文字は偽造されたもので他にも誤りがあるとし郵便物を中国に返却して調査したいなどと声明を発表していました。

中国については当初関与を認めないような態度を示していた記憶があるのですが、この事件について米国農務省(USDA)が種子の出発地について調査を進めた結果、これらの種子は中国のオンラインショッピングモール(ネットショップ)から送られた事実が明らかになったと報じられています。

調査については小包の外側についている配送番号を使用して出発地を追跡し偽の出荷番号が書かれたいくつかの小包を除いた残りの品物から情報を得て追跡調査を行ったとしています。



記事によると、追跡された情報から発送元と考える宛先に電話をかけたみたところ電話に出たのは中国のオンラインショッピングモールの従業員だったとのこと。なぜこのような迷惑行為を行ったのかについて、どのような返答があったのかは記載はされていないのですが、現在までに行われた調査から状況を総合した場合、販売量を増やすために虚偽の宅配便を送った「詐欺」ではないかと米国農務省は明らかにしています。

今回の調査を受けて米国農務省は中国当局の支援を要請したと記載されています。

一連の事件についてはバイオテロリズムなどではなく『ブラッシング詐欺』ではないかと当初から指摘されてました。ブラッシング詐欺とは注文件数や高評価の商品レビューを水増しし、出品者としての信用を不正に高めて商品の販売をしやすくする方法とされ内容からはこれでほぼ間違いないと考えれます。

Source:News1