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核兵器を保有する国の一つ、イギリス。先日、核戦力中核を担う潜水化発射弾道ミサイルを運用可能な潜水艦で、酔っ払った状態のイギリス海軍士官が弾道ミサイルを交換を指揮していたことが明らかになり、職務が停止されたと報じられています。

Военное обозрениеというロシアの軍事系ニュースサイトが今月19日に報じた内容によるとイギリス海軍が誇る弾道ミサイル潜水艦の一つヴァンガード級原子力潜水艦の3番艦『ビジラント』で、搭載されている潜水艦発射弾道ミサイル『トライデント』の交換する課程で酔っ払った中佐が行っていたことが明らかになったとしています。

Пьяный британский офицер-подводник собирался выгружать ядерные ракеты

記事によると、当時原子力潜水艦ビジラントはアメリカのジョージア州にある海軍基地キングスベイで作業が行われていたといい、イギリス海軍の兵士はビジラントに対して3発の核弾頭を搭載したトライデントミサイルを搭載する作業を行っていたとのことです。

しかし、この交換作業を指揮していたという中佐の人物が酔っ払った状態で現場に現れ、交換作業を進めていたことが明らかになりました。またこの人物は手にフライドチキンを持っていたとも報じられています。

結果的に、この中佐はその後潜水艦の母港であるスコットランドの基地に送られ調査を受けることになりました。現在の中佐は職務を停止された状態で今後再び潜水艦で指揮をとることができるなど具体的な記載はありません。

▼ヴァンガード級原子力潜水艦(紹介映像)


ちなみにイギリス海軍ではこのような不祥事は今回が初めてではなく、前任の艦長と上級補佐官が艦内で女性兵士に対してセクハラを行っていたことが明らかになりクビ。他にも2017年には9人の乗組員が薬物(コカイン)を使用したことが明らかになりこちらもクビになっています。