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現代文明を維持するためには必要不可欠の車。代償として交通事故がすく必ず発生するのですが、交通事故における重傷者の割合に関して女性の方が男性よりも47~71%ほど負傷しやすいことが明らかになているそうです。

老若男女、痩せている人、太っている人、身長が低い人、高い人…様々な体型の人が利用する車。一方で、このような車に関して交通事故を起こした場合、ドライバーを守るシートベルトやエアバッグなどは実は特定の男性基準で搭載されており、これにより女性ドライバーの場合怪我をする確率が高くなるそうです。

当該記事によると、2011年アメリカにアメリカで発生した事故の例として、3つの区分で3番目の最も深刻な傷害等級であるMAISと診断された割合は同じ条件下で女性は男性よりも47%も多かったといいます。これを2番目の等級まで下げると女性は男性より71%も多かったとのこと。また首の損傷データを見た場合、女性が首を負傷する割合は男性よりも1.5~3倍ほど高かったとしており、痛みが長引く時間も女性の方が2倍以上長かったとしています。




なぜ同じ成人男女にも関わらず交通事故における負傷の度合いが変わってくるのか。記事によると、主な原因としては車を開発する時に行われる車両の衝突実験の際に用いられる人体ダミーに理由がある場合もあるとしています。実はテストされる際に用いられる人体ダミーは2000年より前は体重が75kgの男性をモデルとしたものが使用していたとのことです。しかし現代では女性の人体ダミーを採用したり、新生児や10歳の子供など20もの人体ダミーを使用している場合もあるとしています。

しかし、現代も女性のほうが明らかに負傷率が高い理由については、男性人体ダミーは運転席に女性の人体ダミーは助手席に乗せテストする慣行が一部で続いているという理由もあると指摘しています。米国の道路交通安全局によると、車の衝突テストの際は女性人体ダミーは助手席に乗せたり、場合によっては全く乗せない場合もあると報じられています。一方で欧州では男女差を無くすため男性の人体ダミーを小さくするなどして女性モデルの代わりにしているとのこと。


主要な記載は以上になるのですが、実際のところ男性は女性よりも筋力が強いため同じ事故でも体にかかる負荷が変わってくることは予想できます。どこまで慎重にテストをしたとしても女性の負傷率はある程度高くなってしまうことは男女という体格が異なる以上はある程度は仕方ないと考えられます。まずはそのような事故を起こさないよう普段から慎重に運転することが求められます。

Source:http://www.hani.co.kr/arti/economy/car/968037.html?_fr=mt2