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海外メディアによると、フランスで現地時間17日、空軍のラファール戦闘機が送電線に接触する比較的珍しい事故が発生したと報じられています。地元によるとこの戦闘機は非常に低空を飛行していたと指摘されています。

AIRLIVEによると、空中衝突事故を起こしたのはフランス南東部に位置するアルプ=ド=オート=プロヴァンス県で訓練のため飛行していた2機のラファール戦闘機のうち1機が街の送電線に接触する事故を起こし4時間程度停電が発生する事故となったと報じています。

BREAKING A French Air Force Rafale fighter jet has hit a power line during a training flight - AIRLIVE

常識的に考えて送電線に接触するほど低高度を飛行することはないのですが、この事故に関して街の村長自身が非常低空を飛行するラファール戦闘機を目撃しています。具体的には最初に騒音を聞いてから(つまり1機目が通過した後)に空を見上げたところ2機目を目にし、こちらが非常に低空飛行をしていたと説明しています。

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その後、送電線の下に入るような行動に出いていたらしく、これに接触。結果的に接触し停電。村長はこの時送電線が垂れ下がった状態を確認したとのこと。

事故機についてはその後も飛行を続け基地に帰投。パイロットの命に別条はないとのこと。

ただ、今回村長の話が正しいとすると操縦ミスということではなく、意図的に超低空飛行を行い送電網の下をくぐり抜けるような危険な飛行行為を行っていた可能性があり、当然機体も損傷させていることから規則に反する行為となれば重い処分が下されるということになります。

▼ヘリがワイヤーに接触する事故


送電線への接触時については比較的低空で活動することが多いヘリコプターで多く発生しており、ワイヤーを含めた電線等の接触による事故は1年間で発生する約5%で発生しているといわれています。