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キレイな海でしか生きる事ができない海洋生物。これに関して先日イスラエルの陸地から160kmの海上で原因不明のタール流出事故が発生し、沿岸地帯で海洋生物の死骸が見つかっているのですがこの時救出されたカメがなんとマヨネーズで助けることができたと報じられています。

タイムズ・オブ・イスラエルなど現地メディアによると、事故が発生した詳しい日時は明らかになっていないもののイスラエルが面する地中海沿岸から160km沖合の海上でタール流出が発生。現時点でもタール流出の原因は明らかになっておらず、掘削プラットフォーム等も存在しないことから船舶の事故によるものと考えられています。



今回のタール流出事故に関してイスラエルの当局は、「史上最悪の油流出事件が発生した」と発表。現在流出した油の除去作業でも数ヶ月から最悪の場合で数年かかると予想しています。
今回のタール流出事故をうけて事故で、イスラエルの沿岸地域では既にカメをはじめとする多くの動物の死骸が発見されています。イスラエル国立ウミガメ救助センターによると、沿岸地域で絶滅危惧種のカメ11匹を救助しました。

当局によると、保護したカメは呼吸器が汚染され弱っており亀たちを救うために有害物質を除去する方法として、あくまで研究としてマヨネーズを食べさせてみたといいます。これは同じ油成分を多く含むマヨネーズがタール成分を一緒に洗い流してくれるのではないかと判断したためです。
結果、マヨネーズを食べたカメは体内のタールを排出しはじめ健康を取り戻すことができたといいます。

今回の出来事に関して、マヨネーズが具体的にどのように体内のタールを排出したのかはよくわかっていないと話しており、研究は継続しているとのこと。マヨネーズで助かったウミガメは今後1〜2週間ほど治療を行い健康を完全に回復したのち野生に返す予定とのことです。

マヨネーズといえば当然カロリーも高く食用であるためタールよりも安全であることは間違いありません。マヨネーズに含まれる油がタールを溶かし混ざり合うことでカメは栄養も採れる一方で有害な油と共に、吸収されないマヨネーズの油とタールが体内に排出できたということが考えられます。

参考