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みなさんは電話は得意でしょうか、それとも苦手でしょうか。最近の特に若い世代は苦手な方が増えているとも言われているのですが、そもそもなぜ電話が苦手のなのか。そんな電話が苦手な方におすすめだという解決方法があるといいます。

科学系のニュースサイトによると、近年かなりの数の人が電話が鳴ることに対してある種の恐怖や不安を感じるという研究結果が示されているといいます。なぜ、これだけ多くの人が電話に対して不安を感じるのか、この不安を解消する対策について紹介しています。

電話が怖いのはあなただけではなく、英国のサラリーマンを対象とした2019年の調査として、 ミレニアル世代の実に76%、ベビーブーム世代では40%が電話が鳴ったときに不安を感じることがわかっています。またこれら世代の実に半数がそもそも電話自体を避ける傾向があるといいます。つまり電話嫌いというのはむしろ多数派であり、電話が好きという人間のほうが少数といえます。

電話をひどく嫌う人は社交不安障害という見ず知らずの対話したり異性と話したり、宴会や飲み会などを他人との接触をひどく嫌う人に多く見かけることがあります。また、そうではなくても単純に電話恐怖症というレベルで電話に出たり掛けたりすることにストレスを感じる人が多いといいます。

社交不安障害と電話恐怖症は関連している可能性があるものの、電話をかけたり受けたりするのが嫌いな人は沢山存在しています。
電話恐怖症の心の症状として、不安の高まりにより電話にでなかったり、電話の前や電話中、電話の後に極度に緊張し、そうはならなくても不安を感じたり心配を感じることが含まれます。身体的症状としては吐き気、心拍数の増加、息切れ、めまい、筋肉の緊張などがあります。

なぜ、たかが『電話で他人と話すこと』が恐怖の対象になるのか。その理由の一つとして電話をする環境にも理由があるといいます。例えば、誰かと面と向かって対話するという行為と電話に一体どのような差があるのかを考える必要があります。
実際の対話ではその周りの環境にはいくつかの気晴らしがあり、窓の外を眺めながら、動作を入れながら会話するなど非常ある意味で自然なスタイルとなります。もちろん会話が途切れたとしても、それは自然なものになります。
しかし、電話はクローズの環境となり気を紛らわすものがないため、質問にすぐに答えなければならないというある種の面接のような状況に陥ります。このため電話中に会話が途切れることが自体が不快に感じ、このような不快感が電話恐怖症の原因にもなっているとのことです。

電話恐怖症の解決案

前置きが長くなりましたが、研究者によると電話恐怖症のため電話から距離をおくことは得策ではないといいます。むしろ、これを繰り返すと逆に恐怖症の渦に引きずり込まれるとしています。

研究者によると電話恐怖症の解決方法の最も有効な対策は電話に対して自分を晒すことだといい、電話になれることで不安も減り自信がもてるようになるといいます。

このためにはまずは見ず知らずの人にいきなり電話をかけるのではなく友人や同僚、家族など身近なひとから気軽にはじめるといいとしており、これは電話に失敗しても不安を感じにくいためだとしています。

ただ、このようなこともちょっと不安だという場合は専門家のカウンセリングを受けてみるのも良い方法だとしており、認知行動療法は社会不安の非常に効果的な治療法であるため相談してみるのもよいとしています。


記載内容は以上なのですが、例えば電話予約も苦手な人が多いと思うのですが、相手に正確に物事を伝えようと努力したり構えるのではなく、自分が『バカ』になったような軽い気持ちで「間違って当たり前だ」という気持ちをもって電話するのも気分を紛らわすよい方法ではないかと思います。

参考