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中国で過去の問題視されていた物乞い行為。最近中国で大きい家も預金もある老人が貧困を偽り『偽乞食』を行っていたとして詐欺容疑で摘発されたと報じられています。

中国メディアによると、河南省で今月70代の老人が『偽乞食』を行っていたという話がSNSで拡散され話題になっていると報じています。SNSによると、ある市民は「老人が貧しい姿でで自身の凄惨な境遇を見せていたといい」、この人は良心で2元(約30円)を与えた」とのこと、しかし、なんと同じ日の午後に偶然にも銀行でその老人を発見したといいます。

どのように調査したのかは不明なのですが、この人物によると「乞食はこの日、5000元(約8万4000円)を貯蓄していた」といい私よりも稼いでいたことがわかったとのことです。

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この書き込みがSNSで拡散されたことを受け、直ぐに警察が動き出したといい調査結果、該当老人は部屋が4つある家を保有し、貯金は約20万中国元(約340万円)あることが確認されたとのこと。一連の捜査で老人は詐欺疑惑で行政拘留処分を受けたとしています。

中国SNSでは「街中に偽乞食が溢れている」「あんな人がいることで本当に困っている人が援助を受けられないのではないか?」などの反応が寄せられていたとのこと。

中国では同情に目をつけ、不幸を偽り物乞いとして金を集める輩が複数確認されています。中には誘拐した子供を痛めつけ物乞いとして仕立て上げるという行為も確認されており、社会問題にもなっていました。

参考