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何かとトラブルを引き起こしまくっているという印象があるF-35。また運用コストが高く、機体も高いなどとコストパフォーマンスに優れないという内容も多く見かけるのですが、このような自称専門家を含めた人たちに対して元米軍ベテランパイロットが反論しています。

米国ウェブサイトに「フォーブス」のコラムとして、F-15戦闘機の飛行時間が3,000時間以上ある元米空軍パイロットで米空軍士官学校の上級軍事学者Zhang Haichao氏は、F-35戦闘機を無駄に低評価している人物らを批判し、F-35プログラムを終了させるべきだという人々の考えは、米国およびその同盟国を危険にさらしていると主張しています。

前美军资深飞行员批评“F-35评论家”:这些人将美国和盟友置于危险之地

記事によると、米国下院議員のアダム・スミス氏が最近、F-35計画に対して批判することを行ったこと機に、反F-35の誇大プロパガンダが発生し、このF-35が世論からの圧力に晒されたといいます。
実はこれらの批判者はF-35の利点を認識出来ていないとのこと。実際の戦闘での卓越した性能により、12を超える国または地域がF-35を購入していることは事実であり、その単価は、交換される新旧の戦闘機よりも既に安価になっているとのこと。

F-35を無駄に批判する「批評家」は、いくつかのF-35の有効性は10〜20機種の前世代または新しいローテク戦闘機と同じだと主張。更にF-35本体のコスト、展開、メンテナンスと運用コストは、数十のローテク代替品よりもはるかに低くなっているとのこと。

現在の米空軍における機体の平均年齢は30歳を超えていまる。米空軍は緊急に投資を必要としているとし、F-35に代わる最新のモデルは今後更に10年の時間がかかり、現在のF-35よりも困難な技術的問題をがあることから、F-35よりも多くの点でコストが増加するとのこと。

また、現代の脅威に直面しているF-35自体の性能は高く、実際にF-35を操縦するパイロットによって最もよく明らかにされると指摘しているものの、パイロットですらない「批評家」はこの評価をできていません。

実際に世界で最も現実的な空中戦訓練であるレッドフラッグ演習にF-35が初めて参加し、「敵機」との仮想空中戦における戦闘のキルレシオは20:1に達しました。これはシミュレートされた空中戦ではF-35が1機失われるたびに、敵機は20機やられるというものです。これは現在のアメリカ空軍でさえF-22を除いて他のどの戦闘機が達成できないレベルになります。この高い戦闘能力がアメリカの同盟国やパートナーが求める理由だと主張しています。