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地上絵といえばナスカの地上絵が有名ですが、最近インド国内で幾何学模様となる絵のようなものが発見されと報じられています。

今回謎の地上絵、これが絵のかという基準は置いておき、誰かが残したようなデザインが発見されたのはインドのタール砂漠に位置するジャイサルメール付近です。

Huge spiral found in Indian desert may be largest drawing ever made, experts say  | Daily Mail Online

発見された絵(線)がいったいどのくらい巨大なのか。これを発見したフランスの研究者によると、線となる溝の深さは10cm未満で幅は20~50cm。それがグネグネと何らかの意図があるかのように規則的に描かれ線の間隔は9mほど離れています。

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こちらの図では指紋のような縦方向に伸びた線と左下の牛耕式の線が確認できます。指紋のような縦に伸びた線については一本線で描かれており総延長は12kmです。左下のものも11kmの一本線で描かれているとしています。

また研究者によると現地ではこの2つの線とは異なる別の絵が描かれているといい、その線を合わせると合計で48kmの線になるとのこと。ただ、現在は消えてしまったものもあるといい、それを含めると80kmに達するのではないかとしています。

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20~50cmとなるとちょうど人が歩く幅になるのですが、いったい何なのか。現時点では一切明らかになっていないのですが、地上絵の付近にはヒンドゥー教の記念碑が複数見つかっているとされ、絵を構成する箇所にどうやら石が設置されているとのこと。
具体的な記載まではないのですが、例えば何らかの宗教的な理由で人が歩くなりして付けられたものの可能性が考えられます。研究チームも、芸術的な表現ではなく、何らかの文化的な習慣に基づくものではないかと主張しています。

研究チームはインド政府に対して保護するべきだと主張しており、今後発見された絵がどうなるのかは明らかになっていません。