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米軍の撤退を機に短時間で陥落したアフガニスタン。一方でタリバンは「報復しない」などと主張していたのですが、ここにきて米軍と協力していたものを探し出し、自首しなければ家族を処刑するという意味不明なことを行っていると報じられいます。

BBCなど海外メディアによると、タリバンが街の家を一つ一つあるき回り、外国軍(米軍)およびアフガニスタン政府の仕事に関わっていたアフガニスタン人を探し始めていると報じています。

記事によると、タリバンは逮捕優先順位などという名簿を元に家々を捜索しているとのことです。この情報はノルウェーの民間情報機関がまとめたもので国連に提出された報告書から明らかになったものだと報じています。

具体的には、タリバン側はこれら協力者が自首しない場合、発見した時は「家族を処刑する」として威嚇していると伝えられています。


記事ではアフガニスタンを脱出したイギリスの通訳の話を紹介しており、アフガニスタンでは現在状況が深刻で、人々が自由に家の外に出ることが出来ないといいそのような状態でタリバンの戦闘員が各家々に入り探していると説明しています。タリバンは特に外国軍隊および政府機関で仕事をしていた人を優先的に逮捕しているとも説明しています。

ドイツの放送局「ドイチェ・ウェレ」は8月19日に「アフガニスタンで所属するドイツ人記者の家族1人が、武装勢力タリバンに射殺された」と明らかにしており、この情報は正しいと考えられます。

明らかに異常なことが発生しているのですが、現在アフガニスタンから脱出できる方法は限られておりカブール空港から空路で脱出する方法。それ以外には陸路で脱出する方法しかないのですが、当然タリバンは全国各地を既に掌握している状態で、隣国であるパキスタンに脱出する難民も増えていると報じられています。

参考